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「身近な山野草展」に行ってみた。
鉢にきれいに仕立てられた、山野草の盆栽がずらり並んでいる中に、気になった一鉢があった。


斑入りのツワブキが大きく開いて目立っている足下で、ユキノシタがこじんまりと葉を広げていたのだが、その思い思いの大きさと色彩の自由な様子が珍しく、写真に納めた。

ユキノシタと言えば、春先山菜が話題になる前に庭の隅などに葉を広げ、黄緑色の若葉は春が来たことを教えてくれる。
食用としても知られていて山菜として摘んで、天ぷらにすることもある。

でもこの毒々しい色は、食欲と結び付きにくい。
裏面の赤紫色はさらに食べる気にはなれない。
「食べたっておいしくないですよ!」というアピールをして、植物としての生き残り戦略を取っているのかもしれない。