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(その番外)龍脊ガ淵
何度も江ノ島を歩いているときに自分だけの名前を付けた場所がある。
山ふたつと名付けられた地図上のDから見る海の様子は、まさに山がふたつに割れたように左右を急な崖に挟まれた所で、はるか下の海には沖に向かって長く伸びた磯が見える。長磯という名前が付いているようだ。
波のうねりが大きい日、穏やかで静かな海の時、毎回その見え方が違うので好きな景色の一つだ。

ある日海が荒れていた時にこの岩場を見て、龍が海面近くの洞から海に向かって体をくねらせ泳ぎ出ていく姿を連想した。岩の様子を龍の背に見立て「龍背ガ淵」と名前を付けた。
以上「おまけ」付きの「江ノ島 十五の龍に出逢う旅」は『おわり』。


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(その15)しつこくトイレの龍
そのトイレに入ろうとすると、正面の男子・女子用を別ける柱の上に木彫りの龍の顔が付いていて、突然の出現に苦笑い。しかもその顔はやや下膨れ気味。
しげしげとその龍を眺めたあとに気がついた。顔のすぐ下に「えっ、龍の手?」が彫られている。
どうやら頭だけでは物足りないと感じた誰かが、首や手を彫り足そうとして途中でやめたらしい。
続きをやりたくなる気持ちはわかるけど、この柱を彫るのでは痩せこけた龍にしかならない。本音を言えば完成したダイエット後の細龍を見たい気もする・・・。

ここまでいろいろとタイプの違う龍の像を見せられると、もともと龍って何なんだろうと少々混乱し、疲れが出てきた。まあ取りあえず15の龍紹介はここまで。


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江ノ島には島を一周できる周回コースがない。
昔はできたころもあったようだが、危険だということで今は禁止されている。

一番最初の江ノ島の地図を見てもらうと、帰りは再び元来た階段をもどり、緑の線で示したルートをたどるか、歩くのがいやな人は遊覧船で橋の入口にもどる手もある。

急な階段を昇り降りして頂上を過ぎ、最初のエスカー(登り専用のエスカレーター)乗り口が見える所まで戻ると手前左にもトイレがある。
通路の正面にやたら頭の大きい龍?が口から水を噴き出している。
こちらの方は目一杯お茶目でマンガチックにデフォルメされていて、それまでの龍と全く印象が違う。面白いけどほんとに龍のつもり?


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江ノ島には猫が多くあちこちで出会うのでポスターの全シーンに猫を登場させて、イラストの中に猫を探してもらう「猫の江ノ島」を隠れテーマにした。(上)
展望台は建替え以前の昔の塔だ。

結局そのポスターに描いた「岩屋の龍」のイラストはこれ。(中)

今でも江ノ島にはよく行くが、岩屋には入っていない。
自分が期待していた龍はもっとずっと大きく洞穴の奥の暗闇にとぐろを撒いていて、こちらの気配を感じると両眼が光を増し、静かに鎌首を持ち上げながら、うなりとも鼻息ともつかない低い音を出す・・・つまり
ちょっと描いてみた。

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江ノ島で別途入場料金が必要な施設は、エスカー・遊覧船などの移動用乗り物を別にすれば展望灯台のあるサミュエル・コッキング苑と岩屋だ。
岩屋は洞内が整備され、江ノ島の歴史展示場になっている。

もうかなり前のことになるが、江ノ島の車内刷り観光ポスターをやらせてもらったことがある。
江ノ島ワンダーランドというタイトルで、7〜8シーン分イラストにするテーマを求めて江ノ島中探して回った。
岩屋も扱うテーマの一つに入れて期待して行ったのだが・・・。
岩屋の奥にいた龍は、いたずら防止の網に守られた可哀想な感じの龍だった。
フラッシュを焚くと写ったのはこれ!


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江ノ島で出会う龍の中で一番アトラクション的要素を備えているのがこの龍。奥津宮境内のすぐ隣に龍の巣のような祠があり、屋根の上で龍宮大神を守っている。

少し気になったのはやたらに長くて立派なヒゲで、角よりもはるかに太い。逆に背中は少し寂しい感じがする。これまでに出没してきた龍のように、魚で言えば背びれにあたる、たてがみのような威嚇のデザインがこの龍には・・・ない?

そういう風に見てみると、特に横顔は優しい龍に思えてきた。この背中なら乗せてもらってもオシリはそれほど痛くなさそうだし。
角につかまり、ヒゲに足をかけて・・・。空へ!飛べ!

「こらっ」という声が聞こえてきそうな妄想だ。絶対しないように!


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奥津宮の両脇にある石灯籠にもレリーフの龍が彫られている。
この2頭の龍は細部の造りがかなり違っていて、作者は別の人?という感じがする。

この灯籠がライトアップされた時の写真がこれ(下)。江島神社の紋所「ミツウロコ」が効果的に光っていた。

もともと暗い場所を明るく照らすためにあるものが、不思議な光を当てられて目立つとはどういうことなのか?などと余計なことは考えず楽しめばいい。
でもこのライトアップ、今もやっているかどうかは、暗い時間にはしばらく行ってないので詳細不明。


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江ノ島は「ひょっこりひょうたん島」という人もいる位で、大きく見ると二つの小山からできている。(真中のくびれた部分は「山ふたつ」という名が付いている)
三番目の江ノ島神社・奥津宮はここまでの神社や展望塔とは別の小山にあるため一度階段を135段ほど下り、再び50段ほど昇ることになる。

江ノ島は「著名観光地」だけあってトイレはあちこちに設置してあるが、奥津宮に向かう鳥居の脇にあるトイレの手洗い用に設置されているのがこの龍。
この時は常時流れている水が止まっていたが、ちいさな金属製の龍は細部までリアルに作り込まれていて、ちょっと使ってみたくなるデザインだ。

鼻や頭をなでる人がいるのは分かるが、右手がやたらに光っているのは握手した人が多いのか、はたまた蛇口のハンドルと思って回した人が多いためか?


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江ノ島神社の辺津宮・中津宮・奥津宮の三社の中で、極彩色に飾られている中津宮はやたら目立つ点で異色である。

龍を訪ねて徘徊するうち、中津宮正面の浮き彫りにカラフルな龍を発見。
?何だか不思議な顔の龍だ。
主屋根の一番大事な庇の中心を支えているとはいえ、その表情は重そう苦しそうで、今にも「つぶされる!助けて!」と言っているように見える。
助けるのは簡単。余裕の顔にすればいいことだが、ここでは助けずに表情をもう少し誇張してみた。
罰当たり覚悟でひじ木(頭の上にある屋根を受けている部材)をげんこつにしてみた。当然顔は落下パンチを受けた状態に変わり・・・。
ここで鐘が「ゴ〜ン」とは鳴らない。江ノ島に鐘楼は無いからだ。


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江ノ島神社のうちの2つ目、中津宮に辿り着く前に江ノ島ヨットハーバーを一望できる展望台があり、天気がいいと自然に目は海の方に向いてしまうが、本来の参道は再び急な階段だ。
階段の曲がり部分、中間点に踊り場があり大きな石碑が立っている。

石碑には何か掘った図柄があり、よ〜く見るとうっすらと龍が左右に現われた。
中央には大きな文字で『江島』と書かれている。
風化が進みコケなども付いて龍の姿を確認するのはかなり難しいが、平面的に掘られた龍は今回紹介する15の龍の中ではこれ一つだけで、古さでもNO.1?


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