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マンガ・絵・写真にかかわらず、何だか楽しい・何かおかしい『可笑しな風景』を作っています。
2020 年 09 月
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ヌルデ(白膠木)はヌルデ属の高木。
葉は奇数枚の小葉が付き、小枝の軸にも平行して
薄い葉のような翼と言われる羽状のものが付く。

小葉は長楕円形で、周辺部には鋸状のギザギザが
あるがこれがヌルデの特徴で、近い種類のウルシ
やヤマウルシなどカブレのひどい危険な種類とは
簡単に区別できる。

しかしウルシほどではないにしても、このヌレデで
まれにかぶれる人もいるようだ。

秋に里山に行ったり山に入ると、やたらに存在を
主張する赤く色づく木々が目立つ。
ショッキングな赤はヌレデやウルシの仲間に多いが
やはり目立つナナカマド(七竃)はヌルデと同様に
小葉は鋸状だが葉は細長いので区別は付け易い。


これらヌルデの仲間は美味そうな赤い実をつけるが
鳥達が食べているからといって、人間が食べるのは
止めた方がいい。

加工して食用にできるものもあるが、時期により
有害だったり猛毒になるものもあり、キノコなど
と同様に要注意である。

長生きしたければ、最初はちゃんとした指導者の
元でしっかりした知識を!

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「白露」は秋も本番となる、台風が心配な時期
と言われている通り、ちょうど台風10号が九州
を通過していて、近くの方々は要注意です!

ところで今回はアワビの話。
アワビの漢字は色々(鮑、鰒、蚫)ありさすがに
昔から高級品で、人気だったことがうかがえる。

英語ではabalone。ちなみにメキシコアワビも
アバロンと呼ばれて、内側の七色に輝く美しさが
他では出せないことから、工芸品のパーツに多く
使われている。(Photo 上 )


かつて小田原に住んでいた頃、少し西に位置する
岩礁帯の海によく遊びに行った。

スキンダイビングといえばちょっと格好はいいが
その頃は「素潜り」と言っていた頃で、今のように
漁業権云々をいう人はいなかった。道具はフィン
シュノーケルなしの水中メガネのみ。

その頃の憧れの的、それはアワビだった。

素人が潜れるような5mの深さの海に、マダコは
いるがアワビは簡単には見つけられない。
何個か小さなサザエを見つけるのがやっとという
レベルだった。

アクアラングが普及して、海岸線沿いに根こそぎ
アワビ・サザエなどが乱獲されるようなことが
頻発し、それで生計を立てていた漁師の人たちは
仕事の継続には稚貝を蒔かなければならなくなり
監視を強化するようになった。
そしていつしかこの遊びは遠のいて行った。

写真のアワビは外房産。魚の絵をプレゼントした
お礼にと職漁師の方からいただいたもの。
(Photo 下 )

この姿形をはるか上の水面から見て、アワビだと
見分けられるのはもう、特殊能力そのものだ。

この殻、よく見ると多くの生物が殻に住み着いて
小宇宙を作り上げ、運命共同体となっている。
この一枚の殻の上に何匹の生き物が生存しているか
を考えると、調理にかかるのは気がひけた。

ちなみにアワビは堂々と胸を張れる巻貝の一種で
カタツムリにあるような二本のツノを持ち、先端
に光を感知できる眼もちゃんとある。

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