「なぜ藤沢が舞台なんですか?」いま藤沢を舞台に製作中の映画『とびだせ新選組!』のことを話すとよく聞かれます。湘南に新選組?ちょっと想像しにくいですよね。いつも「私が藤沢在住だから」と笑って答えるのですが、住まいが藤沢なので楽だから…というわけではありません。
『とびだせ新選組!』は、『ボクの女に手を出すな』(小泉今日子主演)や『新宿純愛物語』(仲村トオル主演)の原作者、桑原穣太郎さんの作品で、野伏翔監督が脚本もつとめています。内容は、新選組がタイムスリップして現代の湘南にやってくる、というお話なのですが、その喜劇仕立ての話の中には、連綿と続く命の連鎖や現代日本をとりまく問題などといったテーマがちりばめられています。
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そして、幕末の若者である新選組の隊士たちと現代の若者たちの対比が、時にはおかしく、時には哀しく、笑いあり涙ありの作品なのです。そこで私は、現代の若者の象徴的な場所として、湘南の藤沢をロケ地として選びました。
もう一つ理由があります。映画の製作をすることによる効果を、突き詰めていきたいということです。撮影をすることによる直接的な経済効果、作品を見た人が観光に訪れたり居住したりといった間接的効果に加えて、この作品を製作することによって地域の活性化に繋げたいということです。映画の宣伝は、TV・ラジオ・新聞・雑誌・インターネット媒体等に加え、様々なイベントなどクロスメディアで実に多様に行われます。そうした活動の中で、ロケーションだけでなく、会社や団体・お店などを多くの方々に知ってもらいたいと思うのです。このことはやはり、生まれ育った藤沢が活気のある街であってほしいと願う気持ちが強いですね。
また、藤沢にはまったくといっていいほど縁のない新選組なのですが、全国には新選組ゆかりの地がたくさんあり、新選組同好会といった組織も精力的に活動しています。同好会の活動は、各行政や観光協会・商店街といった組織と密接な関係にあり、お互いの交流を通じてスケールアップをはかっています。

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たとえば東京都日野市では新選組まつりというものがあり、これは藤沢でいえば市民まつりに匹敵するような大掛かりなものですが、ここへは他の同好会の方も参加されます。各同好会所在地のお祭りやイベントでも同様に、全国から他の同好会の方々が駆けつけます。また、全国新選組サミットというものも毎年開かれております。私も参加させていただいたのですが、昨年は被災地である岩手県宮古市で行われました。それは被災の傷跡が大きく残る中、宮古市長に各同好会所在地の区長・市長・知事からの親書が手渡されるなど、官民連携の大きなものでした。私はこうした方々との交流やイベントなどのコラボレーションを通じて、お互いの知名度の向上や地域の活性化へつなげていきたいと考えています。誰もが知っている新選組を輸入して、湘南という土地で『とびだせ新選組!』という商品をつくり、そして全国に発信していくようなそんなイメージです。
この映画を製作することで、愛する藤沢の活性化につながることを願い、あたらしい年、思い切って前へ進んで行きます。
藤沢市後援の映画『とびだせ新選組!』は今年公開予定の作品です。お楽しみに!

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