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(その番外)龍脊ガ淵
何度も江ノ島を歩いているときに自分だけの名前を付けた場所がある。
山ふたつと名付けられた地図上のDから見る海の様子は、まさに山がふたつに割れたように左右を急な崖に挟まれた所で、はるか下の海には沖に向かって長く伸びた磯が見える。長磯という名前が付いているようだ。
波のうねりが大きい日、穏やかで静かな海の時、毎回その見え方が違うので好きな景色の一つだ。

ある日海が荒れていた時にこの岩場を見て、龍が海面近くの洞から海に向かって体をくねらせ泳ぎ出ていく姿を連想した。岩の様子を龍の背に見立て「龍背ガ淵」と名前を付けた。
以上「おまけ」付きの「江ノ島 十五の龍に出逢う旅」は『おわり』。