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木材が持っている「木目・杢」の美しさは、家具や食器など機能を持たせ、緻密な細工をすると目減りしてしまいがちだが、塊としての「木」の魅力を曲面に現した一輪挿しを形にしようとした作品。ベース部分は「紫檀」、首は「黒竹」

上:同系色の明るいピンク色をしたスポルテッド・メープルの置き床にそのまま置いたもの。三角形の一辺が緩やかなアーチを描いているデザイン。
中:アジアンタムの枝を今度は2本生けて、左右のバランスを取ってみた。
下:秋の雑木林から拾ってきた椚(クヌギ)の枯れ葉なら、水挿しいらずのメンテフリー。クヌギはこの後ゆっくり枯葉色に変わっていく。

挿すものの様子に合わせて向きを換えたり、いろいろに楽しめることを意図。
首部は着脱式になっていて、試験管ごと抜き上げ、目で確認しながら水をやります。