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できる限り人との接触を避けて出歩かないこと!
などと言われても、もう運動不足は危険水域にまで
達している。

桜だけではない、植物という植物、動物という動物が
ゴソゴソ活動を開始しているこの頃の春めいた好陽気
にじっとしていろと言われても無理である。

ということでカメラを持って散歩に出かける。
出かければ何かしら面白いものに遭遇し、シャッター
を切る。ほんの1時間くらいの散歩でも撮った写真は
毎回30枚くらいにはなる。

藤沢には川沿い・海沿いの公園が複数あるため、野鳥
には必ずと言っていいほど頻繁に出会う。
中でも市の鳥に指定されている『カワセミ』は、池や
川岸などで時々見かける。
ほとんどの時は水面から数10cmの高さから下を見て
いて、水中の獲物の動きを確認している様子だ。

何を食べているのか、net検索すると魚意外にもヤゴ
オタマジャクシ、エビ、ザリガニ、ドジョウ、小魚は
もちろんだが、時には親のトンボを咥えた写真が掲載
されていたり、目撃されているようだ。

ある時散歩の途中で、小さな池のほとりに飛んで来た
蒼い小鳥が目の端に映った。

大きな岩の上に止まった小鳥はまぎれもないカワセミ
で、池の水面をじっと見ている。
その視線の先にはとそちらに目をやると、何と大きな
白い錦鯉がゆったりと泳いでいた。だがどうやら狙う
相手にしては大きすぎたようだ。
しばらく惜しそうに見ていたが、人の気配がすると
瞬時に飛び去ってしまった。