BlogPic
江ノ島には龍にまつわる伝説がある。
その伝説の詳細は別として、島内を歩き回ると何度か龍神の島の演出に出会う。
だがあちこちにある龍のオブジェは、龍神とは言いがたい印象だ。

江ノ島を午後たっぷり歩き回ったある日、弁天橋を戻りはじめた。
太陽の光が海に反射して、西の方角はプラチナのきらめきが眩しい。
一瞬目の中に閃光が飛び込んだような気がして思わずカメラを取り出し、何の
調整もせずにキラキラするあたりに向けシャッターを切った。

光が織りなすいろいろな光景は、時に想像を超えて神秘的に見えたりもする。
一瞬の眩しさは、空に向かって吐いた龍神の火焔だったのかもしれない。