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丹沢山塊には標高1000mを越える山が数多くあるが
ブナは1000mを越えると多く見られるようになる。
山容は急峻なため巨木に育つためには運も必要だ。

新大日から塔ノ岳につながる尾根道に、よく目立つ
ブナがある。樹型が他のブナと違い上と言うより横へ
伸びている。尾根のため風が影響しているのか。

花畑日尚氏も丹沢「山と渓谷社」という写真集の中で
「ブナの巨木」として紹介している。
去年の強風にやられたのか、枝の所々が折れたままに
なっていて痛々しく、元気一杯という感じではない。

ブナの立ち枯れの話は最近あまり話題に登らないが、
なくなった訳ではなくひどい場所は壊滅状態の斜面も
ある。ブナにとっては依然厳しい環境のようだ。