よくよく見ると見えてくる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[ぶらりスケッチ登山] / 02/19 10:03
表尾根では一番高い塔ノ岳(1491m)の山頂にある 山小屋は「尊仏山荘」という名前。 かつては山頂に尊仏と呼ばれる大岩があり豊作祈願 のお祭りが行われていたが、関東大震災で崩れ落ち お祭りそのものも消えていったそうだ。 電気の来ない山荘で太陽エネルギー利用は大はやりだが バルコニーの正面を埋め尽くすソーラーパネルはどこか違和感 がある。建物裏手にあるトイレの屋根にもビッシリ。 山小屋の主人の山を大切にする心がうかがえる。 さすがにこの頂上からの眺望は素晴らしく、どちらの 方向も丸見えで、もちろん富士山も絶景である。 ちなみにここは山の頂上だが、背の高い木は身あたら ない。「お山の大将」気分を満喫するには一押しの山。 Add Comment [ぶらりスケッチ登山] / 02/17 16:24
丹沢山塊には標高1000mを越える山が数多くあるが ブナは1000mを越えると多く見られるようになる。 山容は急峻なため巨木に育つためには運も必要だ。 新大日から塔ノ岳につながる尾根道に、よく目立つ ブナがある。樹型が他のブナと違い上と言うより横へ 伸びている。尾根のため風が影響しているのか。 花畑日尚氏も丹沢「山と渓谷社」という写真集の中で 「ブナの巨木」として紹介している。 去年の強風にやられたのか、枝の所々が折れたままに なっていて痛々しく、元気一杯という感じではない。 ブナの立ち枯れの話は最近あまり話題に登らないが、 なくなった訳ではなくひどい場所は壊滅状態の斜面も ある。ブナにとっては依然厳しい環境のようだ。 [ぶらりスケッチ登山] / 02/15 21:28
首都圏から日帰りで楽しめるやや本格的な山と言えば 丹沢は外せない山だろう。 相模湾側から見るとつながって見える丹沢の表尾根は 登山口が多く沢も相当数あるため、プランの立て方に よっては毎回異なった山行きを楽しめる。 近場の低山で足慣らしをしてきたが、一年ぶりくらいに 1500m級の山に復帰した。 初回は歩行時間4〜4.5時間、高低差7〜800mのコース。 表尾根の新大日茶屋には11:00頃到着。 この深い碧が印象に残っていて、いつかスケッチしよう と思っていた。 よく観察すると小屋は傾き始めているようで、南側に 突っかい棒がしてある。宿泊できる休憩茶屋のようだが 人はいない。過去に荒らされたことがあったのか右端の はずれそうな扉は、錠が4〜5個?も付けられていた。 登山者の中にマナー違反の人が出始めたということか? [ぶらりスケッチ登山] / 12/30 11:13
前回欲ばりな公園と書いたが、称号はまだあるようだ。 「かながわの探鳥地50選」・・・たしかに野鳥が多い。 雑木が多い山は紅葉する木が多く、林床は色鮮やかな落ち葉が 積もっていて、焼芋を焼いたらさぞ旨いだろうと思う。 残念なことにここは県立自然公園に指定された公園内だ。 どんぐりのなるたくさんの落葉広葉樹に混じって桜の木が多く (公園全体で2000本あるとか)、満開時にはさくら色の山に 見事に様変わりするのだろう。 ついでにトイレの設備が多く充実しているのは、どうやら花見 の時期の大勢の客を想定してのことだろう。 [ぶらりスケッチ登山] / 12/28 11:17
神奈川県秦野市に、欲ばりな公園がある。 浅間山(せんげんやま)、権現山(ごんげんやま)、弘法山 (こうぼうやま)三つからなる「弘法山公園」という場所が それだ。 肩書き好きの人にはたまらない称号が3つも付いている。 「かながわの景勝50選」 「かながわの花の名所100選」 「関東の富士見百景」 一番高い所でも244mしかなく、こんなのは山ではない!と いう人もいるかもしれない。 でも久しぶりに登る人、これから始める人が足慣らしをする には、楽しみ方いろいろのいい場所かも。 この絵の小道はだらだら下りだが、登り坂もありやがて弘法山 へとつながっていく。 [ぶらりスケッチ登山] / 12/26 10:03
丹沢大山への登り口はいくつもあるが、ヤビツ峠(761m) は駐車場トイレが完備され、便利だ。 ここから東へ登ると阿夫利神社のある大山(1252m)西へ 登ると二ノ塔、三ノ塔を経て塔ノ岳(1491m)へと続く。 前回の絵は、岳ノ台(899m)を通過する3時間位の周回ルート に入ってすぐに後方を振り返り見た「三峰山」。 今回のはコースなかばで昼食がてら描いた「大山」。 実際に登る時の数百mはけっこうつらいが、絵にするのは楽だ。 多少高かろうが鉛筆をチョイと伸ばすだけの話。 大山からは相模湾が一望でき、山頂には阿夫利神社奥の院が あるので、元旦の朝には「ご来光登山」でにぎわうだろう。 [ぶらりスケッチ登山] / 12/25 19:33
運動不足になると低山に登る。 「日帰りできて、車でアプローチができて、 周回コースになっていて、歩く時間はほどほどで、 危険は少なく、勾配があまりきつくないこと』 と条件は厳しいのだが、探せばいくらでもある。 「ぶらりスケッチ登山」はジレンマの登山である。 山に登ってしまうとその全体像は絵にできないことだ。 「木を見て山を見ず」という諺があるが、登り始めると 「林や森は描けるが山は描けず」ということになる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||