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[可笑しな魚たち] / 12/11 23:07
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クリスマス・ボードをデザインしたらついでに、お正月にチョイと飾るミニ額があってもいいじゃないかと考えた。
お正月といえば「めでたい」の語呂合わせどおりやっぱりタイ!
「初春」などと金の文字も入れてみる。これはそのまま魚カレンダーの一月ページにも使っている。


[可笑しな魚たち] / 12/08 9:44
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もうひとつは、いかにもクリスマスカラーそのものという色をしている魚。
ベラの一種で名前は「キュウセン」。名前の由来は、黄褐色をしているメスが体側に9本の帯をもっていることからとされている。
このクリスマスカラーをしているのはすべてオスで、ある時期メスが性転換して色変わりしたものだ。さらにややこしいのは、もともとのオスはメスとそっくりの黄褐色のまま一生を終わるという不思議な魚だ。

関東では外道として釣り人に嫌われるが、関西では食用にされ、専用の釣り船も出るほど人気がある。英語名は「Rainbow fish」と虹を連想した名前になっているが、「Chistmas fish」としてイラストにしてみた。
こんな額をテーブルサイドに置いて迎えるクリスマスはいかが?

Madoshopで販売もしています。
https://sites.google.com/site/madostudio/

[可笑しな魚たち] / 12/07 12:18
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今年もあと3週間ほど、クリスマスも近づいてきた。
そこで「さかな」でクリスマスカード・・・を考えた。

マンボウの仲間で「slender mola」と呼ばれている体色の美しい魚がいる。和名はクサビフグといって幼魚はずっと細長く、まさにスレンダーな体型だ。
琉球列島より南の海でプカプカのんびり暮らしているらしいが、まれに黒潮に運ばれて紀伊半島にたどり付くこともあるとか。

シャンパンのグラスを覗いたとき、こんな風景が見えたら・・・Merry Christmas!

[可笑しな魚たち] / 12/24 17:57
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今日はクリスマスイブなのに、ふさわしい絵は用意できて
いない。

そこで目に入ったのがこの魚、シイラだ。
体色は例によって生きている時が美しい青・緑・黄の原色
の魚で、どこかツリーのイメージが無くはない。

英語名 Dolphin fish だが海面を素早く泳ぎ、たまにイルカ
のようにエサを追って波の上に姿を見せるのでこの名前が付
いたと思われる。
日本ではマンリキとか呼ぶこともあり、引く力はやたら強い。

老生するとおでこがどんどんせり出してエイリアン的風貌に
なっていく可笑しな魚だ。何はともあれ Merry X’mas !

[可笑しな魚たち] / 12/11 16:13
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madoshop をオープンしました。
年末は2011年版の卓上カレンダーを用意しました。
『海の魚』と『どんぐり』のシリーズです。
魚のポストカードも1枚150円です。
今後少しずつmadoshop の商品を増やしていくつもりです。
URLは http://www.shop-online.jp/madoshop/ です。

チカメキントキのチカメというのは近眼のこと。
眼球のレンズが大きくて目立つのはキントキダイやキンメダイの仲間
も同じ程度なのになぜか『近目』が付けられた気の毒な魚。
関東ではカゲキヨ(藤原景清)と呼ぶ人もいる。
独特の大きなヒレとひたすら赤い派手な衣装が、歌舞伎での景清を連想
させるという説がある。

ヒレは泳ぐ時はたたんでいると思われる。水の抵抗が大き過ぎて進むの
も曲がるのも大変だし、目立たない方が危険も少ない。
いつ使うのかと言えば、敵を威嚇する時だと思われる。釣り上げた瞬間
は多くの魚と同じく、目一杯ヒレを広げている。
空中を舞っい、赤いヒレが逆光にさらされた時の『緋色』は鮮やかだ。

[可笑しな魚たち] / 12/10 10:20
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切れ味鋭い歯、毒のあるトゲ、鎧のような鱗、あるいはヌルヌルで
掴み様のない魚が多い中で、カワハギほど楽に掴める魚はいない。
摩擦が大きく、平べったい体で、しかもヒレだけを器用に動かして
泳ぐので体はあまりくねらせない。
掴みやすい条件が三拍子も揃っている。

英語でこの仲間にはfilefish という名前が付いているように、皮は
目の細かいヤスリの代用になるそうだ。
カワハギのthread-sail filefish(糸帆立ヤスリ魚)という英名は
オスが持つ細長い糸状のヒレからきているようだ。

体に出る縞模様や斑模様にはいろいろと個性があり、更に体色に赤み
を帯びたものから色白、色黒まで変化に富んでいる。
特に目の下の模様は、涙を流しているように見える魚もいて楽しい。

[可笑しな魚たち] / 12/08 9:26
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エサとして狙われるサバやイワシなどの小魚の背の色は、海を上から
見降ろした時の青や緑系色、腹側は海中から空を見上げた時に目立た
ない銀白色だ。
これは魚一般に言えることで、自分よりも上あるいは下にいる敵から
身を守るためのカムフラージュだ。

空中戦をやるために作られたかつての日本の戦闘機は、この理屈に
かなった色に塗装されていた。
ゼロ戦などは上面を戦闘服のような緑青色、下面は白銀色を採用して
発見されにくいようにデザインされた空の小魚である。
魚が身近にいた国の自然な着想で決まったと思われる。

マサバは生まれつき迷彩服を着ているが、毎日生きるか死ぬか、喰う
か喰われるかの戦いの中にいる。

[可笑しな魚たち] / 12/03 11:06
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キンメダイはスーパーで見かける魚の中で、深海魚と呼べる代表の
魚で、水深200m〜800m位の広い範囲に棲息する。

「赤い光は青い光より多く水分子に吸収され、10m以下では物がす
べて青く見える。200 m ではヒトは色を感じられなくなり400 mを
限界にヒトは知覚できない世界になる」(Wikipedia)そうだ。

では深海のような場所に棲む生き物は、どうやってエサを探すのか?
微量な光の中で少ないエサを逃さないため眼球は大きく、レンズは
突出した形に進化させた。
その結果、金色の美しい(不気味な?)眼を持つことになった。

スーパーに並ぶキンメダイは全身朱系のまっ赤な色をしているが、
生きている時は腹側ほとんどが白銀に輝いていて、むしろピンクの
魚という印象だ。
それにしてもこの絵、本当は真っ暗で見えないはずのキンメの様子
よく描くね。

[可笑しな魚たち] / 11/30 9:46
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釣るのも食べるのも一番長くつきあった魚で、細かい模様の
変化やヒレの形、全体のデザインも気に入っている。
100mの海底から抜き上げてもへっちゃらで、海面で針がはず
れると悠然と自分の棲み家に帰って行く強かさを持っている。
更に体のあちこちに鋭い毒針を装備し、怒るとヒレを立てて
威嚇し暴れる気の抜けないツワモノだ。

本当の名前はイズカサゴとかニセフサカサゴとかややこしい
が釣り人の間では『オニ』で通る人気の魚だ。

普通白身の高級魚は、旨味のアミノ酸が増える数日後が食べ
時になるが、オニカサゴの胃袋は釣った当日の夜十分旨い。
よく洗って熱湯に通し、細く切ってポン酢でいただく。
不思議なのだが旨味がしっかりあって上品な一品となる。

[可笑しな魚たち] / 11/28 12:30
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本来はカサゴよりもメバルに近い、姿形の美しい魚なのだが
深海400mの海底から引き上げられる間に面相が変わる。
水圧変化で窒素が気体化するため、順応できずに起る現象で
人間の場合潜水病と呼ばれるが、病気とは違う。

見た目、大きな目玉が飛び出したような姿になってしまう為
メヌケ(目抜け)などという残酷な名前で呼ばれるが、稀に
ゆっくり巻き上げたのか、無傷の姿を見ることがある。

一般的に若魚はスレンダーだが、老成魚になると体重が増え
太ってくるのはヒトと同じ傾向にある。当然大きい方が旨い。
これは根魚(海底の岩礁に棲んでいる魚)全般に言えること
で、『根魚』は『寝魚』も使えそう。

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