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[Web Log] / 12/08 21:58
今日はジョン・レノンの命日である。 ジョン・レノンが殺されたことを知ったのは、通学途中のバスの中だった。 期末テストの2日目の朝だったと思う。 後日、テスト結果が悪かったことを「ジョン・レノンがなくなったショックで…」とか言っていた輩もいた(おいおい、そんなにファンだったのか?と突っ込みを入れたのは私だけではなかったけれど)。 洋楽に疎い私でもビートルズは知っていたし、ジョン・レノンの名前くらいは知っていた。 けれど、そのことをよく覚えていたのは、当時発売されたばかりのダブル・ファンタジーに興味があったからだ。 当時はまだCDがなく、アルバムは紙ジャケのLPだった。 レンタルレコード店をよく利用していた私だったが、ごくたまにLPを買うことがあった。 購入の基準はジャケット。いわゆるジャケ買いというやつだ。 ダブル・ファンタジーは、私の購入意欲を刺激するジャケットだった。 久しぶりのアルバムだったからなのか、篠山紀信が撮ったジャケットだったからなのか、かなり話題になっていたようだった。 たしか新聞記事でアルバム発売のニュースを読んで「欲しいな」と思ったのを覚えている。 その後、1ヶ月もたたないうちにジョン・レノンは射殺され、ダブルファンタジーはさらに話題になる。 話題になりすぎると購入意欲が萎える天邪鬼な私は、結局買わずに終わってしまった。 そんないきさつから、ジョン・レノンの命日は記憶にあるのだと思う。 あれから30年の月日が流れた。 「基本的な才能とは、自分に何かができると信じることなんだ」 ジョン・レノンの言葉だそうだ。昨日ラジオで流れていた。 それを聞いて20代の頃、言われた言葉を思い出した。 「なりたいと思い続けていれば、思う自分になれるもんだよ」 ジョン・レノンの言葉に通じるものがあると思う。 思い続けるということは、その思いに向かって行動することなのだとわかったのは、ずいぶんあとになってからだ。 ただ思っているだけで、行動も努力もしなければ、夢はかなわない。 30年前の私は、まだ何も知らない10代で、だけどその分、夢や希望にあふれていた。同じくらい、不安も不満もあったと思う。 でも、なりたい自分も描いていた。 その「想い」に向かって、努力はしただろうか。行動は起こしただろうか。 答えは「否」である。 だから、追いつけない自分がいる。そして、不安と不満だけが残っている。 自分を信じて、思い続けること。そのために行動し続けること。 それは、やっぱりひとつの才能なのだ。 Add Comment | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||