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山本太郎さんスピーチ書き起こし8.18さよなら原発小田原アクション

原発は電力確保のために動かされているのではないんですね。

電力会社これが原発を止めることによって赤字になってしまう
それを避けたいがために無理やり再稼動させられているだけなんです。

原発がなければエネルギーが足りなくなる、これ大嘘なんです。

どうしてそんなうそつくの?
簡単なんですね、すべてはお金儲けなんです。

原発にかかわる企業、電力会社だけじゃないんですね。
電機メーカー、三菱、日立、東芝それだけじゃない。
メガバンクもですよね。巨大建設会社も保険会社も。

すべての企業にお金が落ちるシステムが出来上がってしまうと
これを今止めたくないんですね、大きな既得権益がある。

でも僕たちにとって何のメリットも無いんです、原発は。

電気料金が安いとかいいますけどとんでもない。
原発、この大きな箱物を作ることによって僕たちの税金がどんどんつかわれてしまう。

それだけじゃなくて電力会社はすべてかかった費用の3パーセントを上乗せして電気料金として徴収出来ちゃうんですよね。

「やればやるほど儲かるんだよ」って、でも僕たちにとっては原発はリスクでしか無いんです。

これ、地震国ですよね、日本はね。
また同じ様な地震があれば、日本のどこかで同じようなことが起こってしまう。

原発が止まっているだけでは、安全じゃないんですね。
燃料があって、それを抜き出さななきゃいけないんです。

でもそんなことは何一つされていない。

国は何を考えているのか。
もう未来あきらめちゃってるんです。許せないですよ、こんなこと。

「何のためにそんなことするんだよ」って。

持続可能な世界を作って欲しいだけなんです。
どうしてこの声が届かないのか、しょうがないんですね、

たくさんの議員さんたち、もちろん全員では無いんですけれども、
みんな企業の為にロビー活動をする。そういう議員さん達になってしまっているんです。

企業に対してどれだけ儲けさせることが出来るのか、
ということを一生懸命にやるっていうのが国会議員の仕事になってしまっている。

冗談じゃない!と、命がかかっているんですよ、僕たち。
だから山本太郎、立候補して、国会の中に入ってなんとか声を上げたいなって

でもね、国会の中に入ってもできることが少ない、でもできることがあるんですよ
「じゃあどういう風に?」って。

こうやって街に出て。

皆さんね、自分たちの時間を削って、皆さんに少しでも本当のことを知ってもらいたいって街宣やってるじゃないですか。
こういう場所に僕どんどん出向いていって、一人でも多くの人が耳を傾けてもらえる様に自分もマイクを握りたいんですよ。

そうやって、本気の人をたくさん作らないとこのままじゃ日本終わっちゃうんです。
何のために終わっちゃうのか、企業の儲け、これを最大限に自由化するためにこの国は利用されてしまうんです。

原発だけじゃなく、今TPPということも問題になっています。これ参加しちゃったらもう終わりなんですよ。

TPP、テレビでは農業問題ってことだけに矮小化されちゃってる、でもそうじゃないんです。

24分野近くにわたってたくさんの僕達の生活を支えるものが根底から覆されちゃう。
農業だけじゃない、医療も、公共サービスも、ありとあらゆるものが、僕達から奪われてしまうんです。

この国は、企業が最大限に金儲けするための条約を密約で結ぼうとしている。
日本の国内法よりも憲法よりも上位に立つ条約、それがTPPなんですよ。

国と国との取り決めの様に見えるけれども、でも実はそうじゃない、
環太平洋の国々でやりとりをしましょう、その様な協定・条約に見えるけれども実はそうじゃない。

狙いは一つ、大企業・多国籍企業達が、もっと経済を自由化して、
もっと自分達が阿漕に儲けられる様にシステムを作る、それがTPPなんです。

これに入ってしまえばあなたの仕事が奪われるかもしれないって状況なんです。
経済の自由化を最大限に許すTPP、これに入ってしまうと、海外から大量に労働力が入ってきます。

安い労働力が入ってくる。今皆さん働いていますよね、
長時間労働、低賃金、ブラック企業という名前も聞かれるけれども、
これ最近の話じゃないんです。

この国には過労死と言う言葉があるじゃないですか。
25年前にこの言葉が有名になった、そして国際語になった。

津波・台風、それと並んでこの過労死と言う言葉、世界中で通じるんです。

要はこの国は仕事に殺されても文句が言えない国だということを世界中の人々が知っているんですよ。

このTPPに入って外国から安い労働力が入ってきた場合どうなるか。

今でさえ、長時間労働、低賃金で、本当に仕事に殺されそうになりながら、
会社に殺されそうになりながらも毎日を過ごしている人達、それがもっと加速するんですよ。

あなたの仕事が奪われますよ。海外からたくさんの労働力が入ってくるんです。それを許すのがTPPなんです。
この労働という問題ひとつ取っても無茶苦茶にされてしまう。

労働環境がアメリカ化されてしまうんですよね。

解雇も自由にされてしまう、何も保障しないよって、そんな世界に生きていたいですか?って。

心に少しも余裕が無ければ、社会問題と向き合うなんて無理なんですよ。
自分が今生きることに精一杯になっちゃうから。

だからいまこれだけ原発ことが大きな問題になったとしても、あまり多くの人達がそこに目をやれない理由、
労働問題にあるんですよね。

この労働環境がより無茶苦茶にされてしまうのがTPP。

そしてテレビでも農業問題って言われているけど、本当の事が出てきていない。

TPPによって農業の問題がどのような形にになっていってしまうか。

それは外国から大量に安い、食材が一杯入ってきますよね。

でも家計は助かるかもしれない。安くなるんでしょ?物が。でも違うんですよ。

安い、そう百円ショップを思い浮かべてください。百円でどれだけの物が買えるんだ。
でもこの百円で物を売る事によって、犠牲になる人達が居るんです。

これを百円で商売成立できる様に、そのものを作らなければならない労働者達が居る。
百円ショップという存在があるばかりに首を絞められる労働者が居るってことなんです。

価格競争の先には何があるか
TPP、海外からたくさん安いものが入ってきて良かったね、っていう話じゃないんです。

結局そこから利益を得るためには労働者から搾取するしか無いってことになっていくんですよね。

この安い農産物がたくさん入ってくる、ここには罠がある。
どんな罠か、遺伝子組み換え作物なんですよね。

遺伝子組み換え作物、地球上には元々無かったんだよって、
それを人間の手によって作ったもの、虫も食わない食べ物を僕達に食べさせようとしているんです。それがTPPなんですよ。

遺伝子組み換え作物、海外からたくさん入ってきた、そうしたら日本の農業どうなりますか?

崩壊です。多くの農家の方々がもう潰れてしまうんですよ。

でも日本の農業それで終わるわけじゃない、大規模農業に変わっていく

日本のたくさんの耕作地が、大規模農業、企業達が農業に参加していく、

そこで作られる作物も遺伝子組み換え作物の恐れがあるってことなんです。

この遺伝子組み換え作物、人体実験はされていないけれども、動物実験がされているんですね。

ラット、ねずみを使った実験、二年間200匹やりました。
遺伝子組み換え作物を食べ続けるとどうなるか

オス・メス共に生存率が下がったんです。

オス、肝臓・腎臓の機能が低下した、メス、おっぱいに癌が出来た。
こんな実験結果があるにもかかわらず、企業が阿漕な金儲けをするために
この遺伝子組み換え作物をどんどん広めていこうとしているんです。狂ってませんか?

日本で生き残れる農家っていうのは、もう一握りのブランド化した農家だけになっちゃうんです。
あとは大企業が参加して、そのような遺伝子組み換え作物が大量に作られるような世界。

でも選べばいいじゃないか、表示を見て選べば良いでしょ?

でも違うんです。その表示をするってことさえも、規制される恐れがある。

どうしてか?

自由な経済活動を約束するのがTPPだろって、
その表示することによって、売れる/売れないってことになっちゃうから不平等じゃないかって。

だから産地表示も許されない可能性が出てくる。

それだけじゃない、遺伝子組み換え作物である・無いって表示を許されなくなる可能性があるんです。

僕達どうやって安全な食材選べば良いですか、じゃあ。

原発の事故によって今も漏れ続けているんです。一時間あたり一千万bq、海に垂れ流されてるのなんて、ノーカウントですよ。

最近騒いでいるけれども、ずっと前から漏れてたでしょって話なんです。
どうやって、僕らの職の安全守りますか?

この放射性物質、ここから自分達の体を守ることだけでも大変なのにそこに遺伝子組み換え作物まで入って来るのかって

一体なんでそんなことするんですか?企業の金儲けのためなんです。多国籍企業、大企業。

この国がどうしたこうしたと言う話じゃないんです。

もうこれから進む道と言うのは、政府っていう役割は本当に小さくなる。
その上に大企業、多国籍企業が乗っかる、コントロールするのはそういう企業たちってことになっっちゃうんです。

僕たちの幸せなんて関係ないんです。一人ひとりの生活なんて無いんです、もう。

僕たちは頭数でしかないんです。この先どんどん搾取されるだけ。貧乏人は死ね。それがTPPなんです。

でもこんな情報、TPPの正確な情報は、僕たち完全に知れるのは4年後なんです。

4年間知れない条約なんてどういうことだっていう話ですよ。

4年間開けられない福袋なんて買いますか?買いませんよ。

どうして秘密にしなければいけないんですか?
秘密にしないと大きな反対が起こってしまうから秘密にしようって話なんです。

今交渉参加しましたけども「交渉に参加するまでTPPの内容は分からない」ずっとすっ呆けて来たんです、この国は。

で、じゃ、交渉に参加した後どうだったんだって、どんな内容だったんだって聞いたとしても口を開かない。
それは「秘密保持の契約を結ばされたからだ」って、結局何も言わないんですよ。

TPPの内容を知れるのは国会議員でも無理なんです。アメリカの国会議員でも一部の人だけ。

でも企業600社、利害関係のある企業600社の代表の人たちは見れるんですよ。おかしく無いですか。

国と国との取り決めなのに、どうして見れる人たちが600もの企業の人たちなのかって、
で国会議員は見れない。こんなおかしな話がありますか?

何を隠そうとしてるんだよ。僕たちはすごく大きな包囲網、もう作られちゃってるんです。
外堀をもう埋められちゃってるんです。

でもここで諦めちゃったら子供たち未来無いんですよ。

本当にヤバい。それだけじゃ無い。秘密保全法ってのが秋の国会で通りそうなんですよ。

大きな枠組みで、僕たちはもう包囲網作られてるって話をしました。
原発でも、そしてTPPでも。そして憲法改悪でも。

それを完全なものにする為に秘密保全法ってものが作られるんですよ。
要は「この国にとって利益にならない」とされる様な情報は、僕たち共有することができない。

それを調べることもできない。逮捕されちゃうんですよ。ホームページももうシャットダウンされちゃうんですよ。

僕たち原発事故があったあと、どうやって情報得ましたか?
草の根の運動をされている方々の、昔から活動されてきた方々からの情報だったり、あとネットでしたよね。

テレビ・新聞は本当の事、流さないから。

企業の利益が減るような事になってしまえば自分たちにコマーシャルや広告として落ちるお金がなくなっちゃうから。

踏み込み過ぎた報道をしたら、広告引き上げられちゃうから、決して企業に不利益を蒙る様な情報は流さないんです。

僕たちが本当の情報を知れたのは、ネットだったり、こうした草の根だけなんですよ。
でもこの秘密保全法が通ってしまえば、それさえも閉ざされてしまう。

いま物凄い崖っぷちに立ってます僕たち。

一人でも多くの人たちが横につながって変えて行かなきゃもう間に合わないんですよ。

今伊豆、旅行に来られた皆さんにも聞いていただきたいんです。

あなたの人生、そしてあなたの大切な人の人生に思いっきり関わる話なんです。

原発だけじゃない、TPPにも反対してください。憲法改悪にも、それだけじゃない。

秘密保全法、絶対に反対してください。

ここが通っちゃったら、こういう集会でさえ開けなくなるんですよ。摘発されますよ、これさえも。

表現の自由、言論の自由がもう奪われている。そういう状況にもう入っちゃってるんです。

この先向かうのは何なんだって、ファシズムなんです。

結局、企業が阿漕にヤクザに金儲けしていく、その究極は何なのか。
戦争ビジネスでしか無いんです。

だから憲法もイジリたいんです。だからTPPみたいな、企業を自由化していくって話になっているんです。

赤紙がくる日がやってきますよ、近いうちに。

すぐに変わるわけじゃない。でも秘密保全法が通ってしまえば10年計画くらいで好き放題やれるんですよ。

次の事故が起こっても、僕たちには何も入ってこないんです、情報もそして軍事的な動きがあったとしてもそれが秘密とされれば。

じゃ一体秘密って何だって「それが秘密だ」って話なんです。もう訳わかんないでしょ。

「何が秘密だってことは秘密なのですよね」っていう秘密なのです、もう訳わかんない。
とにかくもうこのまま行っちゃうと終っちゃうんです。

だからこうやってみんなで集まってね、話しているんです。

ごめんなさい、僕すごく説明がヘタで。家帰ってからPCで調べて欲しいんです、秘密保全法の危険性について。
そしてTPPの危険について。

もちろん原発はそうですけど、でももうそれ以外にもあまりにも多すぎて、
ひとつの事でも、一人に何か伝えるということをして欲しいんです。

今日、何人の人に伝えられましたか?今日何人の人に同じ思いになってもらえましたか?

それをスピードアップして繰り返していかないと、僕たち、国に殺されちゃうんです。

企業に殺されちゃうんです。

子供たちの未来は閉ざされちゃうんです。

今日は小田原に来たけど、僕またこれからもいろんなところに出没すると思うんです。

「今日小田原でやっているらしいから応援に行こうよ」って、

「今日鵠沼でやっているらしいから藤沢の方へ」って

ネットでそういう情報を共有しながら、みんなで繋がって行って、そうやってたくさん人の輪を作っていって欲しいんです。

こういう話をしたら300人400人という人垣ができて、
その人たちを本気にできる様な、それぞれの町での取り組みっていうのが絶対に必要なんです。

力合わせて乗り切りましょうね。もう僕たち、このままじゃ終わっちゃうんです。

でもそれは絶対に避げなけきゃいけない。力合わせて頑張りましょう。

すみません、話し長くなって。ありがとうございました。

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