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毎年何回かはトレッキングのついでに立ち寄る日向薬師だが
気になることがあった。本堂のあちこちが傷んできているこ
とだ。
木口を白く塗られた垂木は、一部折れたり弛んだりしているし
柱は乾燥でひび割れが入っている。外壁の羽目板には鳥や小動
物が開けたと見られる孔がいくつもある。
屋根は寺としてはめずらしい茅葺きだが、一部雨水が浸透して
腐り、陥没した箇所が出てきた。

儲け主義に走らない住職の人となりが伺える今時珍しいお寺だ
が、さすがに改修の必要性が出てきたようだ。

本堂正面にそのことを告知する看板があり、約300年に一度の
大改修を七年かけて始めるようだ。工事中はおそらく、周囲に
養生を廻らすので本堂はしばらく見られなくなりそうだ。
境内には300年の時の重みを絵に残している人がいた。