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[移りゆく季節と『二十四節気』] / 11/22 10:42
南京黄櫨の名前のとおり中国の中南部を原産地とし 種子から蝋を採取するために江戸時代、長崎から 日本へ入ったものが広まって街路樹や公園に使われる ようになった。 「ハゼ」とはいうもののウルシ科のハゼノキとは別物 であり、樹液に触れてもかぶれることはない。 日本ではハゼノキから蝋を採取していたが、中国では 気候の関係から生育できず本種を利用していたらしい。 「ハゼと同じように蝋が採取できる中国の木」という 意味合いでナンキンハゼという名前がついたとされる。 新緑、紅葉(photo:1&2)、そして寂しい冬の街路を彩る 風変わりな果実(photo:3)など、年間を通じて観賞 価値が高い。 また、どんな土壌でも育ち、種子から容易に発芽する 繁殖力の強さから、さかんに植栽されたが、近年では 迷惑視されつつある。 Add Comment | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||