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 原因が足指なのに、精神的に不安定(非常に、物事に敏感)になった理由は、足首の緩みによる重心の不安定さが腰-背骨を通してより大きな揺れになって首に伝わったため、常に脳が過剰な刺激を受けていることだと説明された。
(船酔いや、むち打ちのような刺激が継続し、神経が常にON状態。)

とはいっても、もともとが単純な人間、この回復期に「たまたま見つけた情報」を契機に、私は元気になっていった。

 ある日、私は「ドミンゴスさんのコーヒー」のイベント情報を調べていた。
その時、近々の情報は出てこなかったが、今年の初めにあったイベントのお知らせページがヒットした。
そのページに「あ、コタクせんせ」と、お店で顔を合わせる人ものっていた。
ページの案内(リンク)にあるまま、せんせのHPをクリック。
そこで私は大衝撃を受ける。

コタク先生とは、本名を出さないことを約束しているので、ここで彼のHPは案内できないし、詳細は書くことができないけれど、大まかな内容はこんなふう。

それは数年前から更新をしていないページで、当時のせんせの活動状況等が書かれていた。
そこで初めて、私は初めて彼が経験した事柄を知った。
ある出来事に関して、ファンや関係者に向けて書かれたページの、最後の1,2行のメッセージは、形として外に向けてはあるが、自身への決意ともとれた。

私はせんせ本人に会う前から、非常に才能のある、学歴も経歴も高いレベルの「すごい人」ときいていた。
人柄はわからないし、彼が活動する世界は全く知らないので、どれだけの努力の結果の経歴かつかめず、結果としての「すごい」イメージしか持てなかった。

体が悪くなって、仕事を今まで通り続けられなくなり、挫折感を持っていた私からすれば、凄い人と聞けば聞くほど、今の自分には、尚更関係がないと距離感をもった。
本来は好奇心の強い私だが、知らないことでも気軽に受け入れよう、違う世界の人とも話をしようなどという発想(気持ちのゆとり=エネルギー)は、ゼロだった。

しかし、HPの一文から読み取った、せんせがある経験をし、今なお取り組んでいる忍耐力、こつこつと継続する気力をもつこと、新たに今取り組むべき仕事をこなす姿勢、私にとっては、それこそが「凄い」ことに感じた。
なぜなら、私は人には平気な顔を見せていたが、本心はいつも弱音を吐いていたからだ。

仕事(活動)のジャンルを超えて、感動した(共感した)のは体験の部分だった。

頑張って先を歩く人がいる、今を取り組む姿勢を持つ人がいる。
何年も前に書かれた記事に励まされた気持ちになり、その日を境に私は「その姿勢から学び、くじけていたけれど、もう一度前を向こう」と思い直すきっかけができたのだった。