早稲田大学大学院の専任講師、西條剛央さん代表の「ふんばろう東日本支援プロジェクト」、被災者は支援依頼物資(生活するにあたって必要な物)をプロジェクト本部に登録し、支援したい人(企業や自治体も含む)は、物資の中から送付(援助)出来る物があれば事務局に連絡する。

自分で購入した物、依頼品が中古可であれば自宅で使っていない物を送り支援することが出来る。
アマゾンで注文して商品代金や送料を支援者が支払い、物だけが被災者に届く仕組みも作られている。これは忙しい人にはいい。

個人情報の観点から、リストには名前はないが元何県在住でどのような状況で避難を余儀なくされたかが載っている。
福島第一原発・放射能による避難指示で未だ自宅に一度も帰ることができていない人や、津波で家、家財、自動車が流された人もいる。(残るは命と避難するとうざのお金のみ)そのご家族は自己避難なので家電品の支給対象外となり、仕事もないのに全て自己負担で一から揃えなければいけないそうだ。

全ての被災者の方の希望品に目を通してはいないが、私が見た数家族は最低限の品物しか希望リストに挙げていなかった。
例えばAさんは、お子さん達の年齢からして若い年代の夫婦であろうと想像できる。
子供の物だけを依頼しているが、洋服の希望枚数は最低限の洗濯替えだと数を見ればわかる。

私が遊んでいた年頃、若ければ尚更、女性ならオシャレをしたいだろうに自分の物は一切希望せず子供の物だけを挙げる、自分ならその頃、同じ事ができたであろうかと思った。

プロフィールとリストの向こう側にその家族の様子が感じられ、なんとも切ない気持ちになってくる。

今日は買い物に出かけ、子供服売り場を通りがかったら「ママ、この服買ってよ」と(簡単に)言っている子供の声が聞こえ、複雑な気持ちになった。
(自分の子供なら、ひっぱたいてやりたいと思った・・)
子供服は、大人の服と値段は変わらないことを知った。
男児より女児のもののほうが高い。
私自身、子供の頃に母親に服が欲しいとさんざん言ったことを思い出す。
親は当時、今相当の値段をするものを買ってくれていたんだな、と今更ながら有り難味と申し訳なさを感じる。
安くないものを痛みもわからず、ねだっていたんだな・・・。
ふんばろう東日本支援プロジェクト