母方の祖父母の家を処分した時、祖父が子供の頃新潟を離れる時に持ってきた戸籍があったそうだ。
その戸籍は誰かが捨ててしまったらしく、今確認出来ないのが残念だけど、母の記憶によると新潟の前に住んでいた村は、〇〇村(母の旧姓と同じ名称)と記述されていたという。

母の実家〇〇家の言い伝え(!?)によると、元は九州の人間だったが、源平の戦いの時に負けて山奥へ逃げたのだそうだ。
ようは平氏側についた武士ってことらしい。
(昔すぎてつかみようのない)悠久ロマンだね、と言いつつどこへ逃げ住んだのか聞くと「飛騨・高岡」という。
???昨日と話しが違うんですけど。
混乱してませんか、おかーさん。

飛騨市と高「山」市なら岐阜県。
高「岡」市なら富山県。
混じっちゃってますけど・・・。

しかし、飛騨は山・・・だよなあ、とうことで調べると、飛騨市に〇〇野という住所があった。
そこの出ということもありえる?

またまたしかし、高山市には〇〇谷という地名があり、昔〇〇村が存在したようだった。
(しかし、高山市は海・・・側だよね)
ますます混乱する親子。
しかし、どちらもその後新潟へ移るには不可能でない距離ではある。

ざっくり調べたら、高山市の〇〇村は川がよく氾濫し、村が飲み込まれたと書いてあった。
それにもメゲず新潟まで移動し生き残ったご先祖さんは凄い。

その後、代が変わって、移住した新潟某地でも川が氾濫し、神奈川まで移動してきた〇〇一家。

もとは富山でも岐阜でもいいんですけどね、この際。
どちらにしても当時の天災のほうが、今より命を落とす確率は大きいのだろうな?! 
ご先祖さまはすごい体験をしているんだよなあ・・・。

さて、母の大好きなコワ面の大爺ちゃんは、泳ぎが得意で川が氾濫して人が流されていると、樽に自分の体をくくりつけて川へ飛び込み人助けをしていたのだそうだ。
「自分の体にしがみつかれると、自分も一緒にもってかれちまうから」と言っていたそうだ。
水に浮く樽とはよく考えたなあと思った。

いくら泳ぎが得意だったからといって、濁流の中に飛び込むようなマネをして、それでも生きて、関東に来て関東大震災にあい、戦争でも生き延びて・・・そんな怒涛の流れの中で命を繋ぐってすごい。
(3.11の)震度5強でビビって、放射能にもメゲて「もう、やだ」とか言っている私は、大爺ちゃんが生きていたら「なに甘いこと言ってんだ!!」と言われるかもしれない。