移住先候補地について調べていると、神奈川県(東部)は便利だなあ、と改めてわかる。
興味をもちいいな、と思う地域でも店が少なかったり、大型商業ビルが閉店していたり。
今なら自宅近くでそのようなことがあっても、5〜10分間隔で電車がくるから、すぐに近隣の駅(商業地)まで行けばいい。

ネットスーパーを利用して、がさばる物を宅配便で配達してもることも考えた。
住みたい土地は、ネット販売しているスーパーの配達可能地域か?

むこうでは、車がないと移動が不便というのは、頭ではわかっていたつもりでも、自分の行動をあれこれ想定して実感がわく。
それは病院でもいえることで、病院へ行きたい時は急ぎの場合が多く、それを考えると交通経路をとるか、自分が運転免許をとり車を所有するか・・。

家族の足元も考えなくてはいけない。アスファルトの道路が当たり前で、雨になると泥水になる土の道はほとんど歩くことがない。
台風15号がきたとき、愛知に住む友人の息子くんは、膝まで冠水した中をびしょびしょになり帰っていたと聞いた。彼は日々運動して筋力もついているから、踏ん張れたと思うが、自分や母なら大丈夫かと心配になる。
冠水するおそれのある河川の近くや、排水が整備されていない場所はまず無理。

先のは大雨の冠水の話しだが、津波の場合は膝までの水で、成人男性でも“もってかれる”という。
水が出ることを考えると、まず海と河川から離れたい。
自分だけ、若い者だけならまま我慢するか、とかスルーできることでも、子供や高齢者がいるとそうはいかない。
判断する者の甘い見積もりで、命に関わる結果になってしまうからだ。

私が神奈川を離れたいと思う理由は、放射能からの避難、地震や富士山の噴火(地震と連動)がある。
結局、今の環境で災害が起こったとき、病気になった時、生活が再建できるのかが一番の懸念事項だ。
今回、災害保険についても調べてみた。

自己所有の家ならば、火災保険と地震保険、家財保険に加入し、もしもの時には保険がおりるとする。
調べてみて始めてわかったのだけど、家族が加入している保険内容(例えば火災、地震)には、会社を変えてもダブル加入は出来ないので、家族は自分の再建が出来ても私はできないとか、家財はどこまでが家族のぶんで、どこまでが自分の所有かという区別が保険会社では出来ない(つまり、実質加入は難しいし、加入しても補償に期待は出来ない)と話しを聞いた。
賃貸ならば、建物になにかあっても、それは貸主の負担で、借主は家財保険に加入すれば家財の再現ができる・・・とか、いろいろ教えてもらった。

放射能の影響で、ならないかもしれないけれど、もしも甲状腺やガン病になった時どうするのか。
誰が自分の面倒をみるのか。
家族がなった時、パートナーがなった時、自分が・・保険に加入していれば済む問題なのか。
お金で済む話ではなく、必ず人の労力が発生する。
ガン等の病名がわかるまでの検査や治療の大変さは、祖父たちを見ていて大変だなとわかっているので、出来るだけかからない努力をしたい。
病気にかかってしまえば、誰かの面倒にならなければならず、その人に仕事があればそのやり繰りに影響する。
正直、過剰な心配はしていないけれど、この場合はどうなるか? と想定していくと、今の私は出来るだけ避けられるなら、避けたい(確率を低くしたい)ことはある。
今まで避けてきた問題なので、今、考える機会があって面倒だけどよかったなと思う。いつか片付けなければいけないことだったから。