夏以来のTSUKEMENライブへ行った。
やはり生演奏はいい。
右サイドたいちゃん側・前から3列めの席は、CDでは聴き取れなかった(聴き落としていた?)ヴァイオリンの弦を細かに弾く小さな音や、呼吸を合わせる合図まで聞こえる。
なにせ近いので、たいちゃんの額に流れる汗までが見える。
イケメンで爽やかなたいちゃんは、汗をかいても汗臭くなさそう、とくだらないことを思う。
(そんなことあるわけないだろ、と世の男性陣におこられそう)
ところで、今日はあまりに近いので、今まで気がつかなかったものまで見えてきた。
たいちゃんのほうが細く背は高いのだけど、体型(骨格)もさだまさしに似ている。
写真やサイン会の着席状態では気がつかなかった。
目の離れ具合や口元だけでなく、骨格もお父サマに似ていたとは・・。
隣のおばちゃんや前のおばちゃん、あっちもそっちの・・も、たいちゃんをさださんに重ねて見て、トキめいているのだろうか。
さて、今日は近くにブラボーおじさんはいなかったが、「かわいい
」を連呼するおばさんがいた。
彼女はピアノのスグル君がお気に入りのようで、スグル君が笑っても、おじぎをしても、拍手しても「かわいい〜
」
隣に座る彼女のご主人が「このコンサートは女性ばかりなんだね」と言っても、「あんた一人でここへ来れる勇気ある?」と強気だが、スグル君には甘い。
こういう人は、スグル君が突然逆立ちをしてピアノを弾いても、鼻くそほじっても「かわいい〜
」と言っちゃうんだろう。
何でもOK、完全なる親(世代)目線。
ここへ来ると、いつもファンの皆さまから包容力(母性?)を教わる。
そう、今日も父母会のような包み込みの雰囲気のあるライブだった。
上は腰のまがったおばあちゃんから、下はちびっこ(小学生・どうやら母親がファン)まで幅広いファン層であった。
TSUKEMENのメンバーはちゃんと心得ていて、ユニット名がついた経緯など、さだまさしの話しを出すのだけど、まあファンが喜ぶ喜ぶ。
私は、といえばケンタ君の曲からTSUKEMENのファンになったので、さだまさしのファンでもある人々に囲まれている不思議さを感じる。
ケンタ君の曲は震災後、不安定な気持ちでいた時に凄く聴きたくなり、バラード系の曲で緊張を緩ませた。
最初はケンタ君の曲ばかりを聴いていたけれど、元気になるにつれ、ケンタ君だけでなく3人それぞれのオリジナル曲が好きになり、今では全員のファンになってしまった。
ダレが1番とか、そんなこともう考えられない。
皆がそれぞれ持ち味が違い素晴らしい。
さて、今日はステージが近いため、ピアノの楽譜交換など細かな様子がよく見えた。
曲と曲の間の90度のお辞儀などを含め、何度も見ているはずなのに、お辞儀の時に真ん中でリードするスグル君の細やかな様子に感動し「スグル君、かっこいいーー」と心の中で何度も叫んでいた。
わたしも『「かわいい〜
」おばさん』と何ら変わらない。