1年前の今日、新しい職場初日であの地震。立っていられない程の揺れとお客様の「キャー」と恐怖に怯える声、「避難口を案内してちょうだいよ!」とパニックになる女性客…の姿。

帰宅出来ず夜まで売り場を片付けた。
仕事しながら聞くラジオからは、東北地方に津波が押し寄せている様子が流れていた。
耳からはいる情報は、自分が生きている間に本当に起こったことなのか、事情でしかないのだけど半分実感が伴わなかった。
かつての友は、未だ無事なのかわからない。

年明け早々、母が入院した。
改めて限られた時間の中で人は生きているのだと、思い知らされた。

この1年で昔は大切だと思っていた事柄(価値があると思っていた事)なんて、どうでもいいことだとわかった。

もっと大事なことがある。