貂々さんの本を読んでいたら、彼女の学生時代から漫画家として売れない頃の態度と私、生き写しだなと思った。
マイナス思考で、人生はマイナス方向(苦笑)。
心の会話、人から言われる言葉、扱い、うまくいかなさ加減も似ており、そういう意味で非常に共感しちゃったんだよね。
親近感を持っちゃうほどの他人のエピソードを、ビジュアル(まんが)で見せられると、今度は自分の過去を`静か〜な気持ち´で客観視出来たりする。
つまり「自分のダメ出し思考が足を引っ張っていたんだなぁ」なんて、すっきりした頭で感じられるわけ。
運が悪いとか、自分はダメだとか不幸とか、そんなもんないって。
家や仕事やまわりのせいでもなくて、あえてマズイとこ挙げるとしたら、そりゃ自分の考えかたでした、ってオチなの。
今まで人からどんなに言われても`ぬかにクギ´のナットク程度だったのが、初めて目から(やっと!)ウロコがポロポロ落ちて、いや、目を塞いでいたデカい目クソが落ちたって感じだな。
昔の私が聞いたら、開き直りととるかな。
こんなこと、認めちゃイケナイんだと。
まぁ、今日思ったことは、こういう正直に思う本音をごまかしてもしょうがないなって。
こう感じるのも自分なんだよね。
しょうもない考えの自分アリ、時々やる気の自分アリ、これの包括が私なんだと。
こんな独り言を、今日はしてました。
ずーっと気を張って頑張れれば、いつも元気に前向きで後悔なんかせず、迷いもせずいられればいいんだけど、そうもいかないもので。
うつまでいかないけど、少し羽根(気持ち)を休めたい時があり、しかしそういう状態、つまり休んではいけないか…と人目を気にするような罪の意識があると「待ってました!」とばかりに、アナタはだめだ!!こうすべきだろう!!と、キッツーく責めてくれる人が登場する(笑)
たまたま通りがかった書店で見かけた細川貂々さんの文庫本『大丈夫、みんな悩んでうまくいく。てんてんの「十牛図」入門』…即買い(笑)
えらい共感しちゃって。
ああ私だけじゃなかったんだと。
貂々さんのツレ(夫)の解説が、これまた私の気持ちを代弁してくれているところがあり、「そうそう!そういうことあるよね!わかる!」と(笑)
正直、日常の中で友達になりたいという人ってほとんどいないんだけど、貂々さんとツレさんとは友達になりたいなぁ〜。…って思った。
この人たちなら、アドバイスや励ましはしないかな、と勝手に思う。
何かを経験して、キツイ人の気持ちがわかるまでになった人には深みがある。
アドバイスなんてしない。
話を聴いて受け止めるんだ。
言える立場の人ほど問題アリだよ…。