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[Web Log] / 12月15日 17:54
このところニュースと言えば、「特別秘密保護法の成立」と「猪瀬都知事問題」。 もうこればっかりで、いいかげんうんざりしている。 但し、「つまらない」ことと、国民にとって重要であるかどうかということは全く別の問題。 でも、あまりにも同じような意見がマスコミに溢れているから「つまらない」ということになる。 これでもし僕が「特別秘密保護法大賛成!!」とか、「猪瀬都知事は悪くない!!」という独自の意見を持っているなら、これは「つまらなくない」ということになるのだが、やっぱりほれ、多くに人たちと同じように「特別秘密保護法反対!!」だし、「猪瀬、お前は悪いぞ!!」と思っているわけだから、ここでなにか意見を述べるとしたら、もうなんにも書くことないくらいみんなと一緒なわけで、いくら書いても「そうそうそうだよね、みんなそう言ってるしな」ってなことになって、議論の余地がないことを、わざわざコラムで発言することに最早何の意味もない。 だからつまらない。 そこで、なんとか面白くできないかと考えてみるのだが、やっぱり嫌なものは嫌だし悪いものは悪い、という思いが変わることはないので、本当に絶望的なまでにつまらないわ。 だからこの二つの件については何にも言わない(笑)。 だからとらえ方を変えてみる。 このところの猪瀬都知事に関する報道を見てみると、ものすごく気持ちが悪い。 イスラム圏には現在もまだ『石打刑』という残酷な処刑方法がある。 これは、だいたい不倫した男女やらがその刑を喰らうのだが、、、、まず死刑囚となった男女を一人づつ、衆人環視の中を腰紐付きで引っ張り回し、地面に穴を掘って首だけ出して埋める。 いくつかの動画で確認したところ、たいてい頭部には布袋が被せられていて顔そのものは見えない状態になっている。 そして、周囲を取り囲んでいる一般市民の中から、特に死刑囚の被害関係者(浮気された夫とその親類縁者)が真っ先に拳大の石を死刑囚の頭部めがけて投げつける。 死刑囚は不思議なことに無反応なことが多く、石が当たる度にただ軽く頭部が揺れるだけだ。 そうして関係者がひとまわり石を投げ終わると、そのあとは回りを取り囲んでいる一般市民(ようするにヤジ馬)が、次々と石を投げつけて行く。 こういう場合、必ずそういう奴が一人二人いるのだが、けっこうな大きさの岩を抱えて近づいたところで「ドン!」と頭に投げ下ろしたりもする。 そうして頭部に被せられた布袋が徐々に血に染まってゆく。 ようするに「石打刑」のコンセプトはなぶり殺しなのである。 拳大の石を一発二発頭に喰らったところで、ものすごく痛いとは思うが、とりあえず死ぬことはない。 しかしそれが五発十発、、、と絶命するまで続くのだ。 これほど残酷で嫌な死に方もない。 まるでマフィアのリンチのようである。 ん~、なんなんだろうなぁと思う。 文化的宗教的背景が全く違うし、それに伴い社会通念も全く異なるという理由はあるにしても、やっぱり僕にはよく分からない。 殺したいほど憎い奴に向かって石を投げつけるのなら分かるが、個人的な恨みなんて全くないはずのヤジ馬達が、まるで狂気に取り憑かれたようにして攻撃的になって行くのがどうしてもよく分からない。 単なる群集心理というのではない。 石を投げつけることが正義、というお墨付きをもらったとたん、必要以上の残酷さを発揮する人々。 ふつう人が自分の残酷性を表に出せばそれは批判の対象となる。 しかし、その場で、自分とは無関係の相手に石を投げつけて殺しても、自分が批判を浴びることは一切ない。 それどころか大衆からの賛同を得られるだろう。 こんな状況は滅多にない、だったら思いっきりやっちまえ! と、ようするに、一種のお祭り気分と言ったらよいのか、とにかく心のどこかで密かに楽しんでいるのではないかと思えるほどだ。 そして、これが今の猪瀬都知事とマスメディアの関係のように思えて仕方ない。 もはや死刑囚とも言える猪瀬氏に対して、ヤジ馬たるマスメディアは容赦なく石を投げ続ける。 まさになぶり殺し状態。 そして投石は死ぬまで続くことだろうし、遅かれ早かれ猪瀬氏は政治的に確実に死亡する。 もっとも、流すのは血ではなく大粒の汗。 いやマジ、文末に(笑)をつけたいほど、僕的にはこの処刑のイメージとぴったり重なってしまう。 それにしても、不倫したくらいで石投げつけられて殺されることを考えれば、意味不明の金借りたことで都知事をやめるくらいは何でもないだろう。 猪瀬氏自身も自らの立場を客観視すれば、もう先が見えているはずだし、そんなにムキになって頑張っても意味ないだろうにな、、、見ていてそう思う。 そんなマスコミが言い立てている様々な批判に、実は僕もおよそのところは同調している。 でも、それを口に出すのは誰かの批判の後追いになるだけ。 だからここは、思っているだけで何にも言わない、そのかわり聞かれたら答える、くらいのスタンスでいるのが一番スマートだと思う。 話しは変わるが、「特別秘密保護法案」については、一点だけ面白いことがあった。 テレビの討論会か何かで、自民党議員(誰だか忘れた)が、他の出席者の連中に散々ダメを喰らった末に、苦し紛れにこう言った。 「しかし、サイレントマジョリティは賛成してるんです!」 おいおい! サイレントなのに何で賛成だって分かるんだ!、、、という話し(笑)。 で、意見はやっぱりみんなとほぼ同じなので、ここではいちいち言わない。 そう言えば、一時は「食材偽装問題」のニュースばっかりが流れていた時期があったな。 こっちの方はかなり面白いと思った。 ざっくり言えば、国民の味覚音痴がハッキリしたというだけだわコレ。 それと、企業が次から次へと自らの罪を発表していく様子を見ていると、まるでツイッターで自分の犯した犯罪を告白していくバカッターのようで面白い。 それに発表するオヤジたちの苦しい言い訳も見ていて笑える。 ハッキリした確信犯のくせに、あーでもないこーでもないと言葉を言い換えるが、結局その目は異常なほどに小刻みに動いているか虚ろのまま。 ああいうのを「嘘を吐いても顔に書いてある」っていうんだろうね。 それと、食材の高級さの定義がいまいちピンとこない。 結局、仕入れ値段が高いか安いか、いっぱい採れるか少ししか採れないか、そんなことで決まっているだけのことで、実際のところ、値段と美味しさが正比例するなんてことはなくて、エビはエビ、だいたい何エビ喰っても旨いじゃん、ってことでいいんじゃないかと思うんだけど、違うか? となると、味音痴とかじゃなくて、もともと流通の在り方で高級かどうかが決まっているだけで、味そのものは大差ないってことに落ち着くなこれは。 ちなみに、エビフライが好きな僕は、どこの店とかじゃなくて、エビフライならだいたいどこのでも美味しくいただきます。 そんなもんじゃないか? ただ、言っておきますけど、高級中華料理店でごちそうになっている時に、芝エビの芥子ソース煮を白いご飯に載せて口に入れたまま同時にコカコーラを飲み始めることで、奢った甲斐がないと、よくヒンシュクを買う私です。 高瀬がぶん コメント追加 |