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© iShonan
[Web Log] / 06/17 10:40

このところ何かと問題の多いスカイマークだが、今回、消費者庁の要請によって、機内の文書(サービスコンセプト)が回収されることになったという。どうやら、機内での不満は消費者センターにどうぞ、という点が問題らしい。
このニュースは知っていたのだが、つい先日札幌へ行く用事があって羽田から千歳までスカイマークを利用することになり、本当にそんなことが書いてあるのかと、前座席の背ポケットに入っていたサービスコンセプトなるものを確認してみた。
いやはや、これがほんとに面白いことが色々書いてあってビックリした。
曰く、「乗務員の衣服は自由ということになっています、、、機内の苦情は一切受けつけません、、、時として厳しい口調を使うことがあります、、、」
え〜!と思ったけれど、実際のCAたちはごく一般的なユニフォームを着ていて、この点はちょっと拍子抜け。
しかし、苦情を一切受けつけない点と厳しい口調うんぬんはどうなんだろう。
これが文面通りだとすると、
「あの〜、羽がもげてて落ちそうなんですけど‥‥」
「おだまりっ!!」
ということになるのかもしれないなと。

さておき、
in the soup、つまり「どつぼにハマる」という意味だけれど、それは、この札幌行きの前日の話しだ。
一日で、「え〜、マジかよ!」と思うような、かなり大きな失敗を三回もしてしまったのだ。まるで何かに魅入られたように次から次へと問題が発生!

普段はだいたいパチンコ屋にいる僕だが、たま〜に仕事をすることもある。某女子大の英語関係の学科のHPの制作と管理を数年前からしていて、その日は打ち合わせのために三軒茶屋まで出掛けることになっていた。
大学教授数人と午後二時に学校で待ち合わせをしていたので、寝坊しちゃいけないと、前日から目覚ましを11時にかけていた。
しかし、たまの仕事なもので緊張しているのか、目覚ましが鳴る時間よりずっと前に目が覚めてしまった。
寝ぼけ眼で枕元の時計を見るとまだ8時半を少し回ったところではないか。一瞬、二度寝しようかとも思ったけれど、いやいや今度こそ本当に寝過ごしちゃうかもしれないと怖くなり、勇気を出して起きることにして、ベッドの左横のパソコンデスクに置いてある、昨日の飲み残しのコーヒーカップに手を伸ばし、ゴクゴクと二口ばかり胃に流し込み、、、。
「うげうげげげ!」
なんとそれはコーヒーカップではなく、その隣に寄り添うように置いてあった灰皿だったのだ! 「え〜、マジかよ!」
灰皿と言ってもミカンの缶詰の空き缶を代用したもので、まさにコーヒーカップと同じような形大きさなのである。いつも防火用に半分ほど水を張り、パソコンいじくりながらタバコを捨てているので、もはや十分毒性を持ったタバコ汁と化している。
今更気づいても、もう遅い。飲んじゃったよ。
あわてて指を口に突っ込み、吐き出そうとしたけれど、まったく出て来ない(泣)。
あれー、死んじゃうかもしれない。
タバコ2本食べると死ぬ、とどこかで読んだ記憶があるし。
台所に飛んで行きしばらくうげうげしていたけれど、やはり出て来ない。息をするたびになんとも言えないまず〜い味覚というか匂いというか、未経験の感覚が鼻に抜け、気持ち悪くなるし、いやぁまいった。

しかし、いくら待っても死にそうにないので、しかたがないのでそのまましっかり歯を磨き、だいぶ早いけれど出掛けることにした。
極楽寺からだと鎌倉に出てそのまま湘南ラインで渋谷まで行ってもいいのだけれど、時間がたっぷりあるので、藤沢に出て一服し、小田急使って中央林間から田園都市線で三茶に向かうことにした。時間はかかるけれど、JRを使うよりずっと安い(笑)。

藤沢駅のベッキーズで今度こそ本物のコーヒーを飲んでいると、知り合いの夫婦に偶然出会い合流することになった。
久しぶりに会うこの夫婦が僕は好きだ。
お互い複数の子供を持つ家庭がありながら、大恋愛の末駆け落ち(じゃないかもしれないけれどそんなようなもの)し、今は結婚し二人で住んでいるという、なんとも大胆な二人。
しばらくはバカっ話しに花を咲かせていると、僕の携帯が鳴った。
メールではなく電話の音だ。
「はいもしもし」
「おはようございます、○○大学の△△です」
いつもの事務の女性の声だ。
「本日、11時にお越し頂くことになっておりますが、予定通りでよろしいでしょうか?」
「えっ!?」
時計を見ると、今まさに11時ジャスト。
そんなバカな。
「あのぅ、約束は午後2時じゃなかったでしたっけ?」
「いえ、11時ということで先生方もお待ち申し上げておりますが」
この時点で内心「え〜、マジかよ!」
「ちょっと待って下さい」
iPhoneのカレンダーを確認すると、午後2時と記してある。
あれ?と思い、メール履歴を見てみると、その△△さんからのメール、、、なんとそこにはちゃんと11時と書いてある。
理解不能、なんでよ! どうしたら11時を午後2時と書き写し間違えるのだ!
そんなこと今はどうでもいいか。
「ごめんなさ〜い!何でか分かんないんですけど、勝手に約束は午後2時だと思っちゃってて、今はまだ藤沢で、コーヒーとかのんびり飲んじゃってます〜。あ〜どうしましょ。先生方待たせるわけにも行かないし、明日から二日ばかり留守にするし、、、申し訳ないですけど日にちあらためましょうか?」
「そうでしたか、ちょっとお待ち下さい」
極めて冷静な口調でそう応じた彼女は、いったん電話から離れ、、、
「あのう、では本日午後三時ということでよろしいでしょうか?」
「あ、はい。けっこうです。ほんとうにごめんなさい。それじゃあ、今日伺いますので」
というわけで、ほんとにとんでもない勘違いをしてしまったのである。
 
三時までにはまだだいぶあるが、そんなに時間を潰せるわけもなく、結局午後1時半にはその女子大に着いてしまっていた。
構内に入り目的の建物の一階に設けられたくつろぎスペースのような所で、うつらうつらして目を覚ますと、たぶん授業が終わったのだろう、女子大生がぞろぞろ入ってきて、いくつもある長ソファーにゴロゴロし始め、なんとも居心地が悪い。
杖を持ったジジィが端っこで一人、どういう態度でいたらよいのか実にムズかしい。
あ、そうだトイレに行ったりしよう! と思いつき、廊下に出てロビーをうろつくが、女子用はあるのだが男性用が見当たらない。女子大だからまあそうかもしれないが、それにしても男性職員だっているのだから平等にあってもいいと思うのだが、やっぱりない。その代わり、女子トイレの隣に車いすマークと男女両方のマークが付いた個室トイレが一カ所だけあったのでそれを使うことにした。

中は広く快適でゆっくり用を済ませ、便座から立ち上がったすぐ左の壁に設けられた水洗ボタンをポチッっと!
「りりりりり〜!りりりりり〜!、、、、」
なんと! それは非常用ボタンだったのだ!
「え〜、マジかよ!」
押しやすい位置にあり過ぎだろ!しかも軽く押せちゃったぞ!
よく考えたらそれは当たり前かもしれないのであって、、、、。
慌てて停止用ボタンを探したのだが、そんなものはどこにもない! どうやら、一旦鳴りだしたら止まらない仕掛けらしい。
わ〜困ったと思いながら扉を開け、そっと廊下を覗くと人の姿がどこにもない。
外側の壁にも同じ非常用ボタンがついていたが、やっぱり停止用ボタンはどこにも見当たらない。
その間、ずっと「りりりりり〜!」と鳴ったままで、おまけに、扉の外側の上ではパトライトまで回っている。

ん〜、逃げちゃえ! そう決めて階段の角までは足を引きずりながらも小走りに、そこからは敢えてゆっくりと歩き、さっきまでいたソファーに何ごともなかったように、ではなく、なんかあったのかなぁ、騒がしいけど、という体を作りながらゆっくりと座った。
その場にいた女子大生たちも、なんだろう?と少しざわついている。

それにしても来ないもんだね、救護班!?
車いすの人が中でどうにかなっちゃっていたらどーすんだ!
と、的外れな怒りを感じつつ、目をつむって無関係者を装った。
結局、それから二分後くらいだろうか、階段をどどどっていう感じで事務方っぽい人が二三人降りて来て、トイレに駆け込んだが、、、
その後はまた目をつむってしまったのでどうなったのかはよく知らない。でも、いつの間にか非常音はしなくなっていた。いやぁ意外と気がつかないもんだ、あんな騒がしい音がしなくなったというのに。

このトイレからの一連の行動を客観的に眺めることができたら、たぶんミスタービーンそっくりだろうな、とつくづく思った。
それにしてもミスタービーンは大変だ、こんな日が毎日続くのだから。



高瀬がぶん

[Web Log] / 06/01 10:16

次から次へと燃料が投下されるものだから、話しはどんどん燃え広がり参戦する人も日に日に増え続け、今年の流行語大賞は「ナマポ」で決まる勢いだ。
「河本準一の母親」に端を発した生活保護受給問題。
いったい何がこれほど人々の興味を誘うのか、こうなると個人のプライバシー云々などなんのその、世論の「もっとやれ風」が追い風となり、まるで魔女狩りのごとく次から次へと意外な受給者が、二流メディアによって実名を晒されることになるだろう。
ところで、こういうメディアの人たちって、まさか真の社会正義のために記事書いているわけじゃないよね。
「え~、こんな人が!」と読者をびっくりさせついでに売り上げ伸ばそうとやっきになっているだけ。それに相手には弱みがある。こうなると安っぽい正義感振りかざし放題になるから始末が悪い。

一方、生活保護そのもの。
基本的に貰いたい人には貰わせておけばよい。
但し、どんな事情があろうと、正々堂々と胸を張って貰ったりしてはいけない。猫背くらいの姿勢になって「恥ずかしいけど、こうしないと生きて行けないので」と、遠慮しいしい貰うくらいがちょうどいい。
生活保護って、元々そういうものだろう。
社会制度なのだから受給されることを恥じることはない。
そんなのウソだ。誰だって人からものを貰うのは、多かれ少なかれ恥ずかしいという自覚があるはずだからだ。
それでも貰いたいのだから貰えばよい。

同じような境遇でも、生活保護を申請する人もしない人もいる。そして、申請しない人のほうが、おそらく圧倒的に多い。そういう人たちの多くは、本音を言えば「貰いたいけど貰わない」のだ。理由は、みっともないし恥かしいという思いがあるからだ。

こうしてコラムを書いている間にも、記者たちは読者の食いつきがよさそうな受給者を探しまわっている。
少なくとも現段階(5/30)では、河本の母、姉、叔母に続き、河本の嫁の母親までもが!っとなって、ネットユーザーたちのハイテンションは更に加速している。
基本的にみんなは「え~、あいつもかよ、ふざけんなよ!」と悪態つきたいだけなんだけどね。
キングコングの梶原母、、、え~、あいつもかよ!マンション売れ~!と。

ちょっとここで、河本を自分に置き換えてみよう。
自分の母親、姉、叔母2人、嫁の母親、その全員が揃いも揃って生活保護を受けている、、、あぁ想像できない。
どこまでビンボーなんだよ!と思えるし、まずそんなヤツは周りにもいない。つまり普通じゃない。やはり受給するためのテクニックの伝授を感じさせる状況だ。
それでみんな怒っている(ネットユーザーの大半)わけだが、悲しいかな正義がねじ曲げられたことに対する義憤ではないようだ。多くは「そんなことが許されるなら自分も貰いたいわ!」という、これまたビンボー根性丸出しの嫉妬である。

みんな勘違いしているかもしれないが、ビンボーというのは実際の経済状況を言うのではない。人品骨柄を指していう言葉だと思う。だから金持ちでもビンボー臭いやつはいくらでもいる。逆に、オレみたいに実際はビンボーだけれど、ビンボーに見えない人もいる(笑)。いや、そうありたいという話し。

一方片山さつきのダメさ加減が決定的になったのは、やはりテレビの生放送で「千原せいじ」の名を挙げ、言ってないことを言ったと断言し、後にそれを指摘されても、論理のすり替えをして自分のうっかりを決して認めないところだろう。
彼女はもう今の時代について行けなくなっているのではないか。
一昔前だったら、言った言わないの話しになって、結局、真実はうやむやのまま、権力がある側の強弁が通るということになっていただろう。
どうやら彼女にはまだそう信じている節がある。
しかし、今のネット社会ではそうはいかない。すぐに問題とされるシーンが動画でアップされ、誰が見ても言ってる、言ってない、とハッキリと分かってしまう。にもかかわらず自分の勘違いを認めるどころか、故意に矛先をずらして「それよりも重要な問題がある」みたいな話しに持っていこうとする。それがあまりにも見え透いているので、最早単なる頑固ババアにしか見えない。
旦那のことを言われてカッときたのかもしれないが、今になって元旦那の舛添要一の実姉が生活保護を受給していて、その援助を舛添要一が断っているという話しが出て来たりして、これまた皮肉な展開ではある。

日本では戦後しばらくの間はずっと自殺者年間2万人をキープしていたが、バブル崩壊を境に一気に3万人に跳ね上がり、それが現在まで続いている。
その増えた分はほとんど経済自殺だと言われている。
そういう人たちが死なないで済むための装置が生活保護制度なのだろうよ、きっと。

自分は死んでも経済自殺なんかでは死なない。
死因は「寿命」と決めている。

高瀬がぶん

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