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[移りゆく季節と『二十四節気』] / 08/03 15:14
一年で一番暑い頃であるが、秋が始まる日である。 一番暑いと言うことはあとは徐々に涼しくなるということか。 この日以降に出すのは残暑見舞いとなる。 ホオズキは淡い黄色の花を6月から7月頃に咲かせる。 開花時期に合わせて日本各地で「ほおずき市」が開催される。 7月初旬に開かれる浅草寺のものは江戸時代から続いていて 有名だが、花の咲いた後に六角状の萼(がく)の部分が発達して 果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。 さらにその袋状のガクが朽ちて葉脈のような筋部分だけが 網目のように綺麗に残り、中に真っ赤なホオズキの実が 現れることがある。 今回は極シンプルな鉛筆スケッチを元にグラフィックツール で加工をして、そんな珍しいホオズキを絵にして見た。 背景は用意しておいたペイント系画像をコピー&ペーストで 使用し、ホオズキの赤に対比して暗緑色にしてみた。 赤い実の中にはたくさんの種が入っているが、周囲の皮を 破らないように全てを取り出すのには特別の技術が要る。 そうしていくつも失敗を重ねながら苦闘の末やっとの事で できた『ホオズキ』を鳴らすのがその先の難関で、かつて 日本の子供なら誰でも知っていた遊びです。 ホオズキは鳴らしてもオナラのような音しか出ないのに そこまでの作業の難しさからか、滅多に鳴らせる人には 出会えません。 今の時代にホオズキを作り、鳴らせる人がいたとすれば 無形文化財の候補に挙げてもいい?くらいに思えるほど 道のりは遠く果てしない遊びです。 Add Comment | |||||