よくよく見ると見えてくる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[ぶらりスケッチ登山] / 03/25 17:28
金太郎伝説の地、金時山に向かった。 別名猪鼻山(岳)という名前でも呼ばれるだけあって 近づくにつれ見えてくる山容は印象的な形だ。 富士山がよく見える猪鼻砦跡の見晴し台でスケッチ。 近くの標識にはここから頂上まで40分とある。 標識を見た通過していく人たちの反応が聞こえる。 話し声も笑い声も大きくて元気なのは年配の女性の グループで、夫婦で登ってくる人達はとても静かだ。 Add Comment [ぶらりスケッチ登山] / 03/06 10:57
ブナのベンチがあった大丸から更に西へと進む。 せっかく登ったのにと思わせるアップダウンを何度か くり返すと鍋割山(なべわりさん)1272mに着く。 およそ40分の道のりだ この間も丹沢表尾根で鍋割山稜とも呼ばれているが ブナの原生林は巨木がたくさん残っていて本格的な 山に来たという感覚を味わうことができる。 少し前からそれらしい鍋割山荘の姿は見え隠れして いたが、最後の登りのブナの林の中に小屋のような 人工物が見えた。 この小屋は鍋焼きうどんが有名で一度食べてみようと 思っているのだが、小屋が休みだと腹ペコのまま一日 過ごすことになるのでおにぎりを用意してしまい、今 だに注文する決心が着かないでいる。 [ぶらりスケッチ登山] / 03/04 10:28
巨大なブナの倒木はベンチにぴったり。 デイバッグとストックを置き、携帯用のシート を取り出す。 足下の苔はあまりに美しく繊細なので登山靴で 踏むのはもったいなくて踏めない。 歩いている間は汗をかくので薄着が快適だが、 止まって休んだ途端に体が冷えてくる。 気温は0℃に近い。 慌てて防寒着を羽織り、おにぎりをほお張る。 スケッチをしようと鉛筆を持つ手がもうかじか み始めている。ぎこちない面白い線になる。 冬の山のスケッチはいつもこうだ。 こんど鉛筆が滑らない手袋をさがしてみよう。 [ぶらりスケッチ登山] / 03/02 11:11
丹沢のブナ/ブナ倒木 丹沢の高所にはブナがとても多い。 ほとんどがブナだけという場所も珍しくない。 塔ノ岳から20分ほど南西に下った所に小さなピーク がある。標高1386mの大丸だ。 見事なブナが林立する中に大きな倒木も数本ある。 林床は一面細かいブナの落葉で被われているが、所々 砕けた枝の破片が白骨のように葉に埋もれている。 倒れても大ブナの存在感は圧倒的で、幹を被う厚手の 絨毯のような苔は緻密で美しい。 森の動物がヒョイと顔を出しそうな、不思議な景色。 明るい光。もの音一つしない深い静寂・・・。 『一休みしようかな。 そういえばお腹も減ってきた』 [ぶらりスケッチ登山] / 02/28 10:52
表丹沢大倉尾根は大倉から北に登り塔ノ岳に達する 尾根道で、そのあまりの長さと単調さから別名バカ 尾根などと呼ばれる。その尾根道の途中にいくつか ある山小屋の一つがこの堀山の家だ。 間伐材のスギやヒノキを割って薪にしているらしく 軒下にたくさん積んである。 ふと休憩ベンチの脇に目をやると大きめのクーラー ボックスが二つ。片方はジュースもう片方はおかし 100円と書いてあって、無人販売機になっている。 電気を使わない販売機はエコロジーに貢献? 建物右脇の小道に、大倉から登ってきたらしい人の 気配がする。 [ぶらりスケッチ登山] / 02/19 10:03
表尾根では一番高い塔ノ岳(1491m)の山頂にある 山小屋は「尊仏山荘」という名前。 かつては山頂に尊仏と呼ばれる大岩があり豊作祈願 のお祭りが行われていたが、関東大震災で崩れ落ち お祭りそのものも消えていったそうだ。 電気の来ない山荘で太陽エネルギー利用は大はやりだが バルコニーの正面を埋め尽くすソーラーパネルはどこか違和感 がある。建物裏手にあるトイレの屋根にもビッシリ。 山小屋の主人の山を大切にする心がうかがえる。 さすがにこの頂上からの眺望は素晴らしく、どちらの 方向も丸見えで、もちろん富士山も絶景である。 ちなみにここは山の頂上だが、背の高い木は身あたら ない。「お山の大将」気分を満喫するには一押しの山。 [ぶらりスケッチ登山] / 02/17 16:24
丹沢山塊には標高1000mを越える山が数多くあるが ブナは1000mを越えると多く見られるようになる。 山容は急峻なため巨木に育つためには運も必要だ。 新大日から塔ノ岳につながる尾根道に、よく目立つ ブナがある。樹型が他のブナと違い上と言うより横へ 伸びている。尾根のため風が影響しているのか。 花畑日尚氏も丹沢「山と渓谷社」という写真集の中で 「ブナの巨木」として紹介している。 去年の強風にやられたのか、枝の所々が折れたままに なっていて痛々しく、元気一杯という感じではない。 ブナの立ち枯れの話は最近あまり話題に登らないが、 なくなった訳ではなくひどい場所は壊滅状態の斜面も ある。ブナにとっては依然厳しい環境のようだ。 [ぶらりスケッチ登山] / 02/15 21:28
首都圏から日帰りで楽しめるやや本格的な山と言えば 丹沢は外せない山だろう。 相模湾側から見るとつながって見える丹沢の表尾根は 登山口が多く沢も相当数あるため、プランの立て方に よっては毎回異なった山行きを楽しめる。 近場の低山で足慣らしをしてきたが、一年ぶりくらいに 1500m級の山に復帰した。 初回は歩行時間4〜4.5時間、高低差7〜800mのコース。 表尾根の新大日茶屋には11:00頃到着。 この深い碧が印象に残っていて、いつかスケッチしよう と思っていた。 よく観察すると小屋は傾き始めているようで、南側に 突っかい棒がしてある。宿泊できる休憩茶屋のようだが 人はいない。過去に荒らされたことがあったのか右端の はずれそうな扉は、錠が4〜5個?も付けられていた。 登山者の中にマナー違反の人が出始めたということか? [ぶらりスケッチ登山] / 12/30 11:13
前回欲ばりな公園と書いたが、称号はまだあるようだ。 「かながわの探鳥地50選」・・・たしかに野鳥が多い。 雑木が多い山は紅葉する木が多く、林床は色鮮やかな落ち葉が 積もっていて、焼芋を焼いたらさぞ旨いだろうと思う。 残念なことにここは県立自然公園に指定された公園内だ。 どんぐりのなるたくさんの落葉広葉樹に混じって桜の木が多く (公園全体で2000本あるとか)、満開時にはさくら色の山に 見事に様変わりするのだろう。 ついでにトイレの設備が多く充実しているのは、どうやら花見 の時期の大勢の客を想定してのことだろう。 [ぶらりスケッチ登山] / 12/28 11:17
神奈川県秦野市に、欲ばりな公園がある。 浅間山(せんげんやま)、権現山(ごんげんやま)、弘法山 (こうぼうやま)三つからなる「弘法山公園」という場所が それだ。 肩書き好きの人にはたまらない称号が3つも付いている。 「かながわの景勝50選」 「かながわの花の名所100選」 「関東の富士見百景」 一番高い所でも244mしかなく、こんなのは山ではない!と いう人もいるかもしれない。 でも久しぶりに登る人、これから始める人が足慣らしをする には、楽しみ方いろいろのいい場所かも。 この絵の小道はだらだら下りだが、登り坂もありやがて弘法山 へとつながっていく。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||