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灯台のある岸壁は西にずっと伸びていて江ノ島の南側に
広がる磯につながっている。
この岸壁沿いに太平洋の荒波を受ける側はテトラポッド
を積んで防波堤を守っている。

テトラポッドは鉄板の型枠にコンクリートを流し込んで
作るが、波の衝撃で破断されたものを見ると中に鉄筋は
全く入っていない。材料は砂利と砂とセメントだ。

コンクリートが固まり型枠を外すと、重量が大きいので
動かすのも大変になる。そのため天辺に鉄製のワイヤー
が埋め込まれていた。ここにクレーンのフックを掛けて
持ち上げ予定の形に組み込んでいく。

時間が経つとこのワイヤーが海水で錆びる。錆びて体積
膨張を起すため、ほとんどのテトラポッドはここにヒビ
が入って崩壊し始めていた。

現在のテトラポッドはこの吊り下げフック部分の改良型
が作られている。