よくよく見ると見えてくる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Profile 4/2024
Archive
Categories
iShonan BLOG! Top © iShonan |
[森からのたより] / 11/04 18:10
鐘ガ岳を歩いていて、足元に黄緑色の卵型の繭を発見。 先日の強風で落ちたのだろう、ドングリの枝に付いている。 片方の先端に孔が開いていて、中にいた住人は無事に巣立っ た後らしい。(photo:上) 絹(シルク)は蚕の繭からできるのは良く知られているが、 天蚕はあまり知られていない。 ヤママユガという蛾の幼虫でやはり繭を作るが、この繭から 取れる繊維は蚕の絹よりも上質だということだ。 手持ちのハサミで少しずつ繭を切ってみると、中から二つの 謎の物体が現れた。(photo:中)残された物体の謎解きは? 幼虫はまずモスラのようにシルクの糸を吐き続け、卵型の繭 を体の周囲に作る。 繭の中で今まで着ていたイモムシの服(左側下)を脱ぎ捨て 蛹になる。羽化の時を迎えると再度蛹の殻(左側上)を脱ぎ 捨てて蛾(photo:下 Wikipediaより)になり、外に出て 羽根を伸す。 小さな繭の中で体をよじり2度も衣装抜けをするマジシャン のような虫、それがヤママユガの正体だった。 Add Comment | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||