よくよく見ると見えてくる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール 2024 年 5 月
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[森からのたより] / 01月11日 9:13
前に「タマネギ石」の話を書いたが、ここの参道には見事な 形と大きさの石が埋まっている。 石の質が柔らかいので表面が削られゾウの眼のように見える。 この眼のような石はポツンポツンと点在している。 少し高いところから参道を見降ろすと大きな顔に見える。 西洋の妖怪・妖精をいろいろ描いているブライアン・フラウ ド(Brian Froud:英国の水木しげる?) の絵を思いだした。 日が暮れて薄暗くなってからこの場所を通ると、どこからか 怪しい声に呼び止められるかも。 コメント追加 [森からのたより] / 01月09日 10:15
初詣は4日に日向薬師に行った。 冬でも深緑の葉を鬱蒼と蓄えるスダジイの古木の森が広がり、 杉や檜の森とは明らかに異なる古の空気に包まれる。 参道の途中に落葉樹のケヤキの大木が現われる。この老木には まるで古代文明の図形かアステカ文字のような不規則な模様が ビッシリと刻まれている。 根元近くはついつい剥がしてしまう人がいるようで、下のオレ ンジ色の皮が露出している。そっとしておけば、いずれ落ちて しまう剥離した表皮なのだが何となく痛々しい。 [森からのたより] / 06月14日 12:00
ゴーグルを付けたヒーロー(例えば忍者タートルズみたいなヤツ) の頭に落石が! ピューッゴツン! これをアニメ的に描いてみると左の顔に? (上) この顔をいくつもコピーしてつなげると・・・(下) 前回のマムシの模様にそっくり・・・!ということで 恐ろしい模様も見方によっては、かわいいことが? [森からのたより] / 06月12日 11:55
この日は誰もがじっとしていられないような気持ちのいい初夏の 快晴で、花も虫も鳥も動物も浮かれ出てきたが、あまり会いたく ない相手にまたもや遭遇。 排水用の側溝にまたもヘビ。しかもこちらも毒蛇のマムシだ。 日本に棲息する2種類の毒蛇に会えるなんて・・・! 運がいいのか悪いのか? 小型だがその迫力はすごい。側溝の中で逃げ場がないことを知り 見に危険を感じたのか微動だにしないフリーズ状態。 天敵と出合うと動かなくなったり死んだ真似をする生物は多いが ヘビにとってはカラスやイノシシや人間もそれにあたる「敵」と 遺伝子に書かれているのかもしれない。 体の独特な模様は一見おどろおどろしいが、見ているうちにある パターンがあることに気がついた。 [森からのたより] / 06月10日 9:49
この公園には大木の繁った雑木林があり、サルに注意の看板も あちこちにある。 行く手に動くものがあり、先にいって立ち止まった。 若いシカがこちらを振り返り、上に伸びた耳だけをレーダーの ように前・横・後と回転させてあたりの様子を伺っている。 そのうちゆっくりだが堂々と林の奥に消えていった。 [森からのたより] / 06月08日 15:02
丹沢の東の端に位置し、自然のままの地形、雑木林を利用した 公園で野生動物とよく出合う。 5月下旬、雨上がりの五月晴れの日に園内を歩いた。 ここ数年ヤマビルが発生している地域だが、途中にヒル避けの 塩水スプレーと袋入りの塩がしっかり用意されている。(上) 園内で出合った管理の人に聞いてみたが、散策路を辿っている 限りまだ出て来てはいないようだ。 日だまりの草地にヘビを発見。ヤマカガシだがやたらに大きい。 1m以上あり太い。エサが豊富にあるということかも。(下) 長いこと毒を持たないと思われていたこのヘビは、実はマムシ やハブ以上の猛毒を持つことが判明した。 毒々しいオレンジ色は警戒色と考えておけば間違いない。 ただ性格はおとなしく、人と出合うとあわてて逃げる。 [森からのたより] / 04月17日 15:34
上の方を見るとブドウの葉型に似た葉っぱが混ざっている。 葉の感じはアイビーのようだ。 だがずっと見ていて可笑しなことに気が付いた。 アイビーの葉が付いている枝をたどっていくと、他の細長い 葉と同じ蔓につながっている。(上)どうゆうこと? ネットでチェックして驚いた。 ほとんどのアイビーは成熟すると葉の形を変えるそうで、花が 咲き実を付ける。この段階をアダルトステージ(Adult Stage)と いう言い方で呼ぶようだ。(下) これだけ伸びたアイビーも寄り掛かる榎を枯らしてしまって は生きられないので、木の先端は被わないようにしているよう だが榎にしてみれば迷惑この上ない。 健全な森を育てるために、蔓類(アケビ、サルナシ、フジetc.) は根元で切ってしまう森林公園も多い。 [森からのたより] / 04月15日 12:06
林や草むら竹薮などが、昔と変わらない風情で自然なまま 残されている公園がある。 雑木林が大きければ集まる野鳥も多く、草原が続けば虫や 小動物も徐々にもどってくる。 そんな公園の一角で見つけたこの無気味な木。(上) 血管が飛び出たウェイトリフティングの選手の腕のように 異様な感じ。ガイガーの絵を連想させる気持ち悪さ。蔓に 巻き付かれた木は榎で樹高は20m近くありそうだ。 少し離れて全体を見ると蔓の葉が榎を被い始めているのが 分る。(中) ずっと離れて木全体を見ると、繁っているのは全てこの蔓の 葉であることが判明。 榎の葉はまだ若葉さえ付いていないようだ。いったいこの エイリアンのような蔓は何という植物だろう? [森からのたより] / 11月04日 18:10
鐘ガ岳を歩いていて、足元に黄緑色の卵型の繭を発見。 先日の強風で落ちたのだろう、ドングリの枝に付いている。 片方の先端に孔が開いていて、中にいた住人は無事に巣立っ た後らしい。(photo:上) 絹(シルク)は蚕の繭からできるのは良く知られているが、 天蚕はあまり知られていない。 ヤママユガという蛾の幼虫でやはり繭を作るが、この繭から 取れる繊維は蚕の絹よりも上質だということだ。 手持ちのハサミで少しずつ繭を切ってみると、中から二つの 謎の物体が現れた。(photo:中)残された物体の謎解きは? 幼虫はまずモスラのようにシルクの糸を吐き続け、卵型の繭 を体の周囲に作る。 繭の中で今まで着ていたイモムシの服(左側下)を脱ぎ捨て 蛹になる。羽化の時を迎えると再度蛹の殻(左側上)を脱ぎ 捨てて蛾(photo:下 Wikipediaより)になり、外に出て 羽根を伸す。 小さな繭の中で体をよじり2度も衣装抜けをするマジシャン のような虫、それがヤママユガの正体だった。 [森からのたより] / 11月02日 15:26
山では空の雲や遠くの山々を見る時は立ち止まる。 足元が危険なため、ほとんどの時間下を見ながら歩く。 下を見ながら歩くから、いろいろな物を見つけることになる。 この木 何の木 気になる 気になる・・・という歌があるが この実 何の実 木になる 気になった・・・のがこれ! 大きさは100円玉くらいで、軟らかい。ヘタの感じや実の様子 は柿のような・・・? 五徳ナイフで二つに割ると虫にやられた形跡はあるが、果肉も種も柿だ。 ネットで調べると豆柿と判明。中国原産で、柿渋(かきしぶ) を採るために栽培された品種のようだ。 柿渋は防虫・防腐・防水・抗菌効果があるため、昔は釣り糸を 強化したり、建築木材用塗料としては今も使われている。 こんな山の中にどうやって? 渋が消えた頃に鳥に食べられ、種で運ばれたのかも? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||