もはや地震情報オタクと化した私が、この2週間ばかりはチェックがおろそかになった。
突然の母の入院騒ぎ。本人だけが自分は健康だと言い張り、検診データを見て一刻も早く入院をと厳しい表情の医師の話がイマイチ理解しきれていない様子。
検査をしないとはっきりしない部分はあるものの、最悪の病気の可能性も告げられたのに、本人は悪いところがあるとすれば「ストレスと偏食」と言う。
更に、はっきりキツイ事(病名)を言うから「あの先生嫌だ」と子供のようなことまで言い出す始末。
こちらは母の前では気丈に振る舞ったが、入院の支度をする時は涙が止まらなかった。
この状態で離れて暮らす弟が駆けつけ、即入院をするよう説得し、私は母を(言い方は悪いが)だまくらかして診察のつもりで病院へ連れて行きそのまま入院させてしまおうと弟と計画、その後主治医となるK先生と打ち合わせをした。
先月末には仕事の振りをして家を出て、(入院をゴネる)母に内緒で医師の予約を取り入院日まで決めてしまった。
…何せデータ的には死んでいておかしくないと言われ、即入院が必要。
自宅では目を離さないようにとまで言われ、こちらは気が張りっぱなし。
はぁ〜。この先どうなるのか。
検査結果を待つしかないが、頭の中は退院した母と、悪いが葬式の様子が交互に浮かんだ。
そんな怒涛の日々は突然やってきた。
つづく…。
あっという間の2週間。
沼津のナマズどんはこなかったけど、山梨が揺れたよ〜、というのが先月末。あの時は本気で東海地震に備えていた。
今回の件は良い経験になり、今まで揃えた防災グッズを実際に動かし、使う練習になった。
例えばランタン。買ったものの電池はどう入れて、点灯ボタンの位置、部屋のどこに置くと停電時にいいか…簡単な事でもすぐ“使う”状態を想定し具体的に考えていく。
部屋の物の置き方、足場が悪いな・この場所は片付けないといけないなとか、備えているつもりでもコトが起こった場合の動きに対応出来ていない場所が明らかになった。
具体化して考える想定って、大切だとしみじみ分かった。
こういう経験を次回(きてほしくはないけど)に活かせばいい。